こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
うちの30系アルファードハイブリッドも、新車からそろそろ10年になります。
ここ3年くらいはエンジンオイルの交換を自分でやっていますが、今回はDIY整備に切り替えてから初めてオイルエレメントも交換してみました。
オイル交換だけならそれほど難しい作業ではありませんが、30系アルファードハイブリッドのオイルエレメントは、一般的な金属ケースごと交換するタイプではありません。
ケースの中に入っているカートリッジ式のフィルターのみを交換する構造になっています。
そのため、オイル交換だけの場合と比べると必要な工具が増え、作業工程も少し多くなります。
今回は初めてDIYでチャレンジする方にも分かりやすいように、必要な工具から交換手順まで順番に解説します。
※この記事では30系アルファードハイブリッド(AYH30W/2AR-FXE)で作業しています。
必要なもの
今回の作業で使用するものはこちらです。
- トルクレンチ
- 14mmソケット
- エクステンションバー
- オイルフィルターレンチ(カップレンチ)
- カートリッジ式オイルフィルター
- 新品のドレンパッキン
- カースロープ×2
- オイル受け
- 廃油処理箱
- オイルジョッキ
- じょうご
- エンジンオイル 0W-20
特に注意したいのがオイルフィルターレンチです。
30系アルファードハイブリッドはカートリッジ式なので、一般的な缶タイプのオイルフィルターを外す工具ではなく、フィルターケースに適合するカップレンチが必要です。
また、フィルターケースは奥まった位置にあるため、トルクレンチやラチェットと組み合わせて使用するエクステンションバーも用意しておいた方が作業しやすいです。
フロントをスロープに載せる
まずはフロントタイヤをカースロープに載せ、車体下に作業スペースを確保します。
必ず平坦で硬い場所で作業し、車両が動かないようにパーキングブレーキなども確実に掛けておきます。
30系アルファードハイブリッドのオイルパンは、車両の運転席側にあります。
以下の画像は、運転席側のフロントバンパー下から覗いた状態です。
後方にオイルパンのドレンボルト、前方にオイルフィルターケースが見えます。
エンジンオイルを抜く
まずはボンネットを開けて、エンジン上部のオイルフィラーキャップを緩めておきます。
次にドレンボルトの下にオイル受けを配置します。
ドレンボルトの頭は14mmですので、14mmのレンチまたはソケットを使って緩めます。
ある程度緩んだら手で回し、最後にボルトを外してオイルを排出します。
なお、走行直後のエンジンオイルはかなり高温になっています。
火傷する可能性がありますので、走行直後に作業する場合には30分程度クールダウンしてから作業した方が安全です。
オイルフィルター内のオイルを抜く
エンジンオイルが抜けきったら、次はオイルフィルターを交換します。
30系アルファードハイブリッドのオイルフィルターケース下部には「オイルフィルタードレンプラグ」が付いています。(以下外したもの)
ここをレンチとエクステンションバーを使って緩め、取り外します。
この後もフィルター側からオイルが出てきますので、先ほど抜いたエンジンオイルは廃油処理箱などに移して、オイル受けを一度空にしておいた方が作業しやすいです。
オイルフィルタードレンプラグを外しただけでは、フィルター内部のオイルはそれほど流れ落ちてきません。
交換用のオイルフィルターには、注射器の先端のような形をした樹脂製のドレンパイプが付属しています。
これをオイルフィルターケース下部の穴に押し込むことで、ケース内部に残っているオイルを排出できます。
……という仕組みなのですが、今回はなぜかあまり上手く抜けませんでした(-_-;)
オイルフィルターケースを外す
ある程度フィルター内部のオイルが抜けたら、オイルフィルターレンチを使ってフィルターケースを緩めます。
ケースを外すと、ここでも内部に残っていたオイルが流れ落ちてきます。
オイル受けの位置を確認しながら、ゆっくりケースを取り外します。
新しいオイルフィルターに交換する
取り外したフィルターケースから、古いカートリッジ式のオイルフィルターを引き抜きます。
また、フィルターケースにはOリングが使用されていますので、古いものを取り外して新品に交換します。
今回交換するOリングは、フィルターケース本体側とオイルフィルタードレンプラグ側の2個です。
新品のOリングにはエンジンオイルを薄く塗ってから取り付けます。
Oリングがねじれたり、正しい溝から外れたりしないように注意します。
続いて新品のカートリッジ式オイルフィルターをケースに取り付けます。
フィルター自体に上下の向きはありません。
オイルフィルタードレンプラグは、この段階では仮付けしておきます。
ドレンボルトを取り付ける
次にオイルパンのドレンボルトを取り付けます。
ドレンパッキンは基本的に再使用せず、新品に交換します。
30系アルファードハイブリッド(AYH30W/2AR-FXE)のドレンボルト締め付けトルクは40N・mです。
最初からトルクレンチで締めるのではなく、まずは手でボルトをねじ込んでから最後にトルクレンチで規定トルクまで締めます。
斜めに入った状態で工具を使って無理に締め込まないように注意しましょう。
オイルフィルターケースを取り付ける
新品のフィルターとOリングをセットしたオイルフィルターケースを車両に取り付けます。
こちらも最初は手でねじ込み、最後にオイルフィルターレンチとトルクレンチを使用します。
オイルフィルターケースの締め付けトルクは、25N・mです。
さらにケース下部のオイルフィルタードレンプラグを締めます。
こちらの締め付けトルクは、13N・mです。
フィルターケースは樹脂製ですので、必要以上の力で締め込まないように注意します。
新しいエンジンオイルを入れる
車両下側の作業が終わったら、新しいエンジンオイルを入れます。
フィラーキャップを完全に外し、オイルをこぼさないようにじょうごをセットします。
ところが30系アルファードハイブリッドは、フィラーキャップの真上にあまりスペースがありません。
じょうごをセットするにも少々工夫が必要で、ここは意外と作業しにくいところです。
使用するオイルは0W-20です。
30系アルファードハイブリッドの2AR-FXEでは、オイル交換のみの場合の参考容量は4.0L、オイルフィルターも同時交換した場合は4.4Lとなっています。
ただし、これはあくまでも参考値です。
いきなり4.4Lを全部入れるのではなく、まずは3L程度を一気に入れ、その後はレベルゲージを確認しながら少しずつ追加していきます。
今回の作業では、フィルターも交換しているので仕様上は4.4Lが参考値になりますが、実際に使用したオイルは4L未満でした。
古いオイルが完全に抜けきっていなかったのかも知れません。
したがって、「規定量が4.4Lだから4.4L入れる」という考え方ではなく、最終的には必ずレベルゲージで実際の油量を確認します。
オイル量が適正であることを確認したら、フィラーキャップを締めます。
最後にオイル漏れを確認する
オイルを入れ終わったら、エンジンを始動してしばらくアイドリングさせます。
その後エンジンを停止し、ドレンボルト、オイルフィルターケース、オイルフィルタードレンプラグ周辺からオイルが漏れていないか確認します。
また、エンジン停止後しばらく待ってから、もう一度レベルゲージでオイル量を確認しておきます。
問題がなければ作業完了です。
まとめ
今回は30系アルファードハイブリッドのエンジンオイルとオイルエレメントをDIYで交換してみました。
オイル交換だけなら比較的簡単ですが、オイルエレメントまで交換するとなると、カートリッジ式ということもあって少し手間が増えます。
特に、
- 専用のオイルフィルターレンチが必要
- フィルターケース下部から先にオイルを抜く
- Oリングが2個ある
- フィルターケースやドレンプラグを規定トルクで締める
このあたりが、一般的なケースごと交換するタイプのオイルフィルターとの大きな違いです。
とは言え、一度構造と手順が分かってしまえば、それほど難しい作業ではありません。
うちのアルファードも新車から10年。
これから年数が進むにつれてメンテナンスする箇所も増えてくると思いますので、自分で出来そうなところは引き続きDIYで整備していこうと思います。






















コメント