ランエボ10の人気色 中古車相場による考察

このページでは不定期ながら、ランエボ10の人気色について色別中古車相場の推移をもとに調査したものをまとめています。

現状は2014と2016年の2回のみですが、最新の2016年の情報は後半に記載しています。

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色によって意外と差があるランエボ10の中古車相場

ランエボ10は新車で国内約10,000台しか販売されておらず、未だスポーツカー好きからは高い人気を得ている為に中古車相場も比較的高い位置を維持していますが、新車での色別販売台数は黒>白>赤=銀>青という比率になっており、中古車の玉数も新車の販売台数に比例した数値となっています。

因みにGooネットに掲載されている2014年11月末のランエボ10色別中古車相場は下の表の通りになっています。

台数価格経過年数距離(万km)
602486.64.7
302756.33.4
132406.35.4
122386.74.6
32257.04.0

走行距離や年式が一律でない為にやや分かりにくいデータとなりますので、走行距離1万キロ当たり20万円マイナス、年数1年あたり15万円マイナスと仮定して7年落ち、5万km走行に条件を揃えた場合はこの通りです。

台数価格経過年数距離(万km)
602367.05.0
30233
13238
12226
3205

数万円の差は誤差の範囲と捉えると、黒、白、赤は概ね同じくらい、10万円ほど落ちて銀、更に20万円ほど落ちて青といった具合になります。

2016年11月中旬のランエボ10の色別中古車相場

かなり思い付きで運営しているので、前回の調査から丸2年経過してしまいましたが、この2年の間にランエボ10は絶版となり、2015年にはファイナルエディションが発売されています。

一般的にこの手の車は絶版になるとプレミアム(「プレミア」は用法的に誤り)がついて、中古車相場が上がります。

特にファイナルエディションに至っては、今後の値上がりを見越して業者が確保している車も多いので今回の調査からはファイナルエディションは外しています。

また、前回はMT/SSTのトランスミッション別には分けていませんが、今回はMT/SSTに分けて調査を行いました。

さて、私が乗っている車の中古車相場は2年間でどれくらい上がったのでしょうか?

ランエボ10 MTの中古車相場

今回はGoo-netよりも掲載台数が多い、カーセンサーに掲載されているランエボ10の中古車相場をもとにデータをまとめています。

2016年、11月11日現在の登録台数は41台、色別では黒が最も多い18台、次いで白13台、赤7台、銀2台、青1台となります。

台数価格経過年数距離(万km)
182995.74.7
132786.85.9
72756.45.5
22668.55.2
13383.04.5
計/平均412916.25.3

この表だと走行距離と年式にバラつきがありますので、今回は現状の相場に合わせて走行距離1万キロあたり15万円、経過年数1年あたり5万円と仮定して、7年落ちで5万キロ走行に条件を合わせます。

※前回に比べて、年数と走行距離による値落ちが随分と少なくなっています。

台数価格経過年数距離(万km)
182887.05.0
13291
7280
2277
1311
計/平均41292

私が乗っている銀のMTはこの計算方法だとかなり相場が上がってしまいますが、もともと希少色で弾数が少なく、年式と走行距離が増えてもあまり価格に反映されないような相場になっています。

以前と比べると全体的に相場が上がっている分、色別の価格差は相対的に縮まっている印象です。

因みに私が購入したころは6年落ち、5万キロ程度の走行距離で220~30万円くらいが相場だったと思いますので、やはり著しく相場が上がっていますね。

■ カーセンサーの最新情報

ランエボ10 SSTの中古車相場

SSTの場合には総数がMT車の2倍の86台となります。

台数価格経過年数距離(万km)
372546.75.3
242547.25.4
152247.85.7
62428.03.9
42028.06.8
計/平均862467.25.4

全体の平均経過年数は7.2年、走行距離は5.4万キロ、平均価格は246万円で、2007年の初期型モデルが多い事が全体の相場を押し下げています。

MTの場合には6.2年、5.3万キロで291万円ですので、MTと比べると1年の年式の差で45万円もの相場の開きが出ているのが分かります。

因みにこれはおそらく、初期型のSSTの動作が不安定で不具合が多い上に、交換には100万円程度のコストが掛かると言われているからです。(現在では分解修理も出来るとの情報も見かけますが、真相は分かりません)

年式や走行距離を合わせると以下のようになります。

台数価格経過年数距離(万km)
372577.05.0
24261
15239
6231
4234
計/平均86253

MTに比べると色別の相場の差が大きくなっていますね。

SSTについては不具合を踏まえて随時改善されていますが、耐久性を考えるとMTよりも随分と劣り、交換費用もとんでも高くなりますので、年式と走行距離によって価格が落ち易くなっています。

■ カーセンサーの最新情報

ランエボ10の色別中古車相場のまとめ

最近の車は塗装がかなり進化しており、あまり色あせしている車を見かけることはありませんが、赤や青は他の色に比べて退色が進みやすく、黒は磨いた時の艶は素晴らしいものがありますが、水垢が目立ち易く夏場の車内温度が極端に上がり易いです。

白は車内温度が上がりにくいですが安っぽく見える、汚れが目立つ、などのメリットデメリットがあります。

銀は磨いてもあまりツヤツヤになりにくいですが、汚れや水垢が目立たず、夏場の車内温度もさほど上がらない、オヤジくさいという特徴があります。(とにかく汚れが目立ちにくい)

これから中古でランエボ10の購入を考えている方であれば、とにかく性能重視で色は何でもよければ青がおすすめになるのですが、いかんせん弾数が少なすぎて近場で巡り会える確率は極端に低くなり、現実的な選択肢ではありません。

特に色にこだわりがなければ、弾数も極端に少なくはない銀が現実的な選択肢として浮上するでしょう。
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オヤジの自覚がある年齢であれば、それなりに落ち着いて見えますのでオヤジには銀がおすすめです。

また、少しでも易く車を手に入れようと思うなら、中古車相場をマメにチェックするのが最も重要ですが、車屋さんとの交渉時に下取りに出す車の相場を知っておいた方が損をしない筈です。

きょうびネットで気軽に車の下取りの査定サービスも利用出来ますし、国内で価値がない車でも海外に輸出するなり、解体してパーツを売ったり鉄屑として売ったりもしますので、それなりに値段が付いてきます。


ランエボ10の中古車を買うならMTがおすすめの理由
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