4月8日から純正品カードの販売を開始しました。(iKeep直販サイトのみ)
こんにちは!ドライブレコーダー専門家で開発にも携わっているLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
ドライブレコーダーにおいて、microSDカードは単なる記録媒体ではありません。
録画の安定性や信頼性を左右する、非常に重要なパーツです。
特にドラレコは、
- 高温環境(夏場の車内)
- 長時間の連続録画
- 頻繁な上書き
- 電源の瞬断(エンジンON/OFF)
といった、microSDカードにとって過酷な条件で使用されます。
そのため、iRecoではカード選びを非常に重視しています。
純正microSDカードを用意する理由
半導体の高騰で一時は諦めていたのですが、最終的にiRecoでは専用の純正microSDカードを用意することにしました。
一般的なmicroSDカードはスマートフォンやカメラ用途を前提としており、ドラレコのような「高温×連続書き込み」環境は想定されていません。
そのため、
- 録画が途中で停止する
- フォーマットが正常にできない
- 本体が再起動を繰り返す
といったトラブルの原因になるケースがあります。
microSDカードの状態や相性が影響していると考えられるケースも少なくありません。
そこでiRecoでは、こうしたトラブルの発生リスクを抑えることを目的に、実機での動作検証を重ねたmicroSDカードを純正品として用意しています。
純正品のカードの発売は4月8日からです。(iKeep直販サイトのみ)
純正microSDカードの価格について
現在は半導体価格の高騰の影響もあり、純正microSDカードの価格は、一般的な製品と比較してやや高めの設定となります。
本製品で採用しているmicroSDカードは、国内主要メーカーがドライブレコーダー向けに採用している純正microSDカードと同程度の価格帯となる見込みです。
また、本製品の純正microSDカードは、スペック上の数値だけでなく、実際の使用環境における動作確認を重視して選定しています。
すべての使用環境での動作を保証するものではありませんが、少なくとも本製品においては、iRecoの開発期間における長時間運用を前提とした検証をクリアしたカードを採用しています。
推奨カード:Samsung PRO Endurance
純正カードに加えて、iRecoでは市販品のSamsung PRO Endurance(高耐久モデル)を推奨しています。
※32GB/64GBはV10規格のため、推奨はV30規格の128GB/256GBのみです。
このカードは、
- 常時録画・監視用途向け設計
- 高い書き込み耐久性
- ドラレコ用途での2年保証(正規品)
といった特徴を持ち、ドラレコとの相性が良いカードです。
👉 ドラレコ用microSDカードの選び方|半導体メーカー別の違いと高耐久モデルの重要性
以下は、各社が公表している256GBモデルの連続録画時間の目安です。
製品名 容量 公表されている録画時間 位置付け Samsung PRO Endurance 256GB 最大140,160時間 Samsungの高耐久主力モデル SanDisk MAX Endurance 256GB 最大120,000時間 SanDiskの上位高耐久モデル SanDisk High Endurance 256GB 最大20,000時間 SanDiskの標準的な高耐久モデル
- いずれもフルHD録画前提の公表値です。
- 4K録画では録画時間は短くなります。
この表から分かるように、同じ「高耐久モデル」でもグレード差はかなり大きいです。
特にSanDiskは、High EnduranceとMAX Enduranceで差がはっきりしています。
推奨カードは、偽物リスクを避けるため、以下の楽天市場の正規代理店経由での購入を推奨しています。
※10%割引クーポンを4月1日より配布します。(現在、半導体不足によりカード全般の在庫が薄くなっており、在庫の有無は時期によって変動します)
※128GBは4月中の入荷予定ですが、現在入荷待ちとなっています。
正規代理店での購入を推奨する理由(偽物対策)
microSDカード選びにおいて、見落とされがちなのが
👉 偽物・不正品のリスクです。
Amazonなどでは、
- 容量を偽装したカード
- 低品質チップを使用した模倣品
- 外観だけ本物に似せた製品
が流通しているケースがあります。
これらは、
- 録画が途中で止まる
- 一定容量以降が保存されない
- 突然認識しなくなる
といった重大なトラブルの原因になります。
しかも厄介なのは、
👉 見た目では判別がほぼ不可能である点です。
そのため、
- 正規代理店
- メーカー直販
- 信頼できる販売ルート
からの購入を強く推奨します。
※Samsung製のカードは、このようなカード偽装問題を鑑みてメーカーより真贋判定ソフトが無償配布されています。
純正カードとSamsung Pro Enduranceでのテスト内容
純正カードとSamsung Pro Enduranceでは、70℃の温室内で48時間の連続録画を行い、動作異常がないことが確認されています。
iRecoも含めて一般的なドラレコの動作保証温度は、-10℃~60℃程度の範囲内ですので、真夏の炎天下での駐車監視時には再起動やシャットダウンでドラレコ本体を保護するシステムが備わっていますが、その前にカード側がアクセスを遮断する可能性があります。
この制御はカードのソフトウェアにより異なります。
一般microSDカード(V30)について
V30規格を満たす一般的なmicroSDカードについても、以下の項目について実機での検証を行っています。
- フォーマット不可
- 録画停止
- 再起動
こちらで短期動作確認を行ったカード
- Samsung Pro Plus
- Samsung EVO Plus
- SanDisk MAX enduracne
SanDisk High endurance- SanDisk Extreme Pro
- Transcend TS512GUSD300S
※SanDisk High enduranceについては、純正カードおよびSamsung PRO Enduranceで動作が可能な車内温度40℃で再起動の症状が発生しました。
ただし「動く」と「持つ」は別です
ここで重要なのは、
👉 「今動くかどうか」と「長期間安定して使えるかどうか」は別である
という点です。
ドラレコでは、
- 高温環境
- 連続書き込み
- 頻繁な上書き
といった負荷が継続的にかかるため、一般的なmicroSDカードでは動作安定性と耐久性に差が出る可能性があります。
ドラレコ用途で見落とされがちな「動作温度」
microSDカード選びでは、動作温度の上限も重要な要素です。
一般的な大手メーカー製のカードは、
👉 最大動作温度が85℃前後に設定されています。
一方で、Amazonなどで販売されている一部の低価格カードでは、
👉 最大動作温度が80℃程度の製品も存在します。
車内環境では70℃を超えることもあり、カード内部はさらに高温になる可能性があります。
そのため、
- 動作温度上限が低いカード
- 仕様が不明確なカード
は、ドラレコ用途では推奨できません。
👉 少なくとも85℃クラスの耐熱性能を持つ製品を選ぶことが重要です。
相性問題について(重要)
ドライブレコーダーでは、microSDカードとの組み合わせにより、以下のようなトラブルが発生することがあります。
- フォーマットが正常に完了しない
- 録画中に停止する
- 本体が再起動する
これらは一見別の不具合に見えますが、いずれも書き込み処理の不整合やカードとの相性によって発生する現象です。
実際の検証でも、日本メーカー・中国メーカーを問わず、複数のドライブレコーダーで確認されています。
これは特定メーカーの問題ではなく、構造的に起こり得るトラブルと考えられます。
耐久試験について
iRecoで推奨しているカード(Samsung PRO Endurance)、および純正カードについては、以下のような試験を実施しています。
- 約70℃環境での高負荷連続録画テスト
- 1000回以上の電源遮断を伴うストレステスト
これらは実際の車内環境を想定した条件です。
結論:microSDカード選びが録画の信頼性を左右する
整理すると、
- V30カードでも短期的には動作するケースが多い
- しかし耐久性や長期安定性は保証されない
というのが実情です。
そのためiRecoでは、
👉 高耐久(Endurance)モデル、または純正microSDカードの使用を推奨しています。
ドライブレコーダーは「いざという時に記録できていること」が最も重要です。
そのためにも、microSDカードは性能ではなく、信頼性で選ぶことが重要です。


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