現状までに判明している点
今回問題となっている症状は以下の通りです。
前提条件と症状
iCELL2→iZONE→iRecoの接続、iZONEの登録地点以外で、iZONEのスイッチがONの状態で動体検知モードが起動しない、またはすぐに終了する。
・カットオフ電圧は「常時」の設定。
※ログ上では、ACCオフ時に常時電源が遮断、または11V以下に降圧したような動作の挙動が見られる
iRecoの駐車監視時の動作仕様
・入力ケーブル末端への供給電圧が11V未満になると、カットオフ電圧の設定に関わらずシャットダウンする(常時録画中は9V以下)
・本体側では工場出荷時に入力ケーブル末端の電圧を基準として、入力電圧を認識させている(誤差は+-0.1V)
iZONEの駐車監視時の動作仕様
・スイッチオフの際には、地点に関わらずドラレコへの給電を停止
・スイッチがオンで、登録地点以外(LED:緑・赤)の際には、ドラレコに入力電流をパススルー出力
・スイッチがオンで、(LED:青)の際には、ドラレコへの給電を停止
iZONEとiCELL2を使用した際のケーブルによる降圧幅
iZONEとiCELL2を使用した際には、各ケーブルの抵抗により、トータルで0.4V程度ドラレコに到達する電圧が降下する。(降圧幅はドラレコの消費電力に依存)
※iRecoの場合には0.4V程度が正常値
①iCELL2の出力端子部:12.73V
②iZONEの入力端子部:12.49V
③iZONEの出力端子部:12:46V
④iZONEの出力ケーブルとiRecoの入力ケーブルの接点:12.36V
・トータル降圧幅:0.4V
原因として予測されるもの
1.iReco側の電圧認識の誤差が大きい(出荷時の電圧設定の精度の問題)
2.iZONEの制御不良により登録地点以外でもドラレコへの常時電源をカットしている
3.iRecoに到達している電圧が想定外に低い
原因の切り分け手順
※iZONEは緑LED点灯の状態で確認作業をお願いします。(登録地点外)
初めに、お送りする純正microSDカードに入れ替えて症状の再現状況をご確認ください。
カードを交換して症状が発生しない場合には、カードの問題が考えられます。(可能性は低い)
症状が改善した場合でも、念のため以下のチェックをした方が安心かと思います。
✅microSDカードを純正品に交換した場合、症状は再現するか?
常時録画中のiRecoの電圧認識の確認
エンジンONの状態で、以下ポイントとiRecoの画面に表示されている電圧表示の差異を確認してください。
①iReco入力ケーブルとiZONE出力ケーブルのギボシ接点(黄-黒)
※仕様上の誤差は+-0.1V以下です。
誤差が大きい場合、この症状の原因はiRecoの本体側の電圧検知設定の問題の可能性が高いと考えられます。
入力電圧よりも、画面表示電圧が1V低い場合、入力ケーブル末端に到達する電圧が12Vでも11Vと認識されて、シャットダウンする可能性があります。(0.3~0.4Vの誤差の場合には、この症状の原因であると断定することは難しい)
1V程度下がっている場合には、お送りする対策品のiRecoに交換し、同様のポイントの検電・症状の再現性の確認をお願いします。
ここで原因が特定できない場合には、次のチェックをお願いします。
iRecoの電源入力コネクタ部で検電
以下のiRecoへの電源の最終到達ポイント直前のコネクタ部で、エンジンオフ→駐車監視の起動、または不具合症状の発生によるシャットダウンまで、電圧の変動を確認する。
※この端子の検電に向いている針の細いテスターをお送りします。
エンジンをオフにした際に、一瞬でも電圧が11V以下になるとiRecoはシャットダウンする可能性があります。
通常の場合、電装品を駆動させている状態では、電圧は供給元の本来の電圧よりも若干下降します。
従って、到達する電圧が低い事が原因となってシャットダウンしている場合には、iRecoの駆動による負荷が減ることにより、シャットダウン後に若干電圧が上昇します。
この手順でエンジンオフ後にも安定して12V以上の電圧が検知されている場合には、iRecoの本体側の電圧検知設定に問題がある、または未知の不具合があると考えられます。
この場合、お送りする対策品のiRecoに交換し、症状の再現性の確認をお願いします。
✅エンジンをオフにした後に、入力コネクタ部の電圧が一瞬でも11V以下まで下がることはないか?
仮にACCオフに伴い、電圧がほぼゼロになる場合には、iZONEの制御の問題である可能性が高いと考えられます。
この場合、以下ポイントの検電をお願いします。
①iZONEの出力コネクタ部(黄-黒)
②iZONEの入力コネクタ部(黄-黒)
iZONEは入力端子の電圧をほぼ降圧なしで出力するため、入力側が12V以上、出力側がほぼ0Vである場合には、iZONE本体の不具合であると考えられます。
お送りする代替品のiZONEと差し替えて、症状の再現性を確認してください。
✅エンジンをオフにした後に、iZONEの入力コネクタ部の電圧が12V以上出ているにも関わらず、出力コネクタ部の電圧が0Vになっていないか?
ここまでで原因を特定できない場合、次のチェックをお願いします。
iRecoの電源入力コネクタ部で11V前後まで降圧している場合
この場合には、各ケーブルラインとiZONE本体、またはiCELL2から出力されてる電圧に問題があるケースが考えられます。
なお、iRecoがシャットダウンしている状態では、駐車監視中の本来の降圧幅が再現できない可能性があります。
そのため、この手順での検電は、一時的にiZONEの入力側の黄線と赤線をiCELL2の出力側の黄線にまとめて接続して、常時録画モードを駆動させた方が正確な数値が得られます。
降圧幅が大きいポイントを探るため、以下のポイントを検電してください。
①iReco入力ケーブルとiZONE出力ケーブルのギボシ接点(黄-黒)
②iZONEの出力コネクタ部(黄-黒)
③iZONEの入力コネクタ部(黄-黒)
④iCELL2の出力ケーブルとiZONEの入力ケーブルの接点(黄-黒)
⑤iCELL2の出力コネクタ部(黄-黒)
✅iReco入力ケーブルとiZONE出力ケーブルのギボシ接点の電圧:○V
✅iZONEの出力コネクタ部の電圧:○V
✅iZONEの入力コネクタ部の電圧:○V
✅iCELL2の出力ケーブルとiZONEの入力ケーブルの接点の電圧:○V
✅iCELL2の出力コネクタ部の電圧:○V
降圧幅はケーブルの長さに比例しますので、極端に降圧しているケーブルラインに問題があると考えられます。
iCELL2からの出力電圧が、iCELL2のバッテリー電圧表示よりも極端に低い場合には、iCELL2に問題がある可能性が考えられます。(充電状態にもよる)
お送りする物
①対策品のiReco本体(iKeepから発送)
②iZONE一式(LaBoon!!から発送)
③純正品128GB microSD(LaBoon!!から発送)
④配線分岐用のY字ギボシ(LaBoon!!から発送)
⑤検電テスター(LaBoon!!から発送)
※iRecoのケーブルは坂様ご自身での確認作業を想定してお送りするつもりでしたが、業者様が入られるとの事ですので、発送は控えさせていただきます。







