ドライブレコーダーの駐車監視によるバッテリー上がり対策について

※2021年5月13日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

この記事ではドライブレコーダーの駐車監視が与えるバッテリーへのダメージを軽減する方法について解説しています。

ドライブレコーダーの駐車監視モードが日本国内で一般化し始めてから、そろそろ3年程度が経過しつつあります。

駐車監視は当て逃げ対策としては絶大な効果を発揮してくれますが、まだまだ車のバッテリーを使用する方法が一般的ですので、少なからずバッテリーにはダメージが残ります。

ドラレコの駐車監視機能にはある程度のバッテリー保護機能が搭載されてはいるものの、車種とバッテリーの状態によってはバッテリー上がりを起こす可能性もありますので、自宅駐車場や勤務先などで長時間の駐車監視を行う方は、サブバッテリーなどの使用で対策をした方が良いでしょう。

駐車監視で車のバッテリーはなぜ上がるのか?

駐車監視機能が付いたドライブレコーダーや、その専用ケーブルにはバッテリー上がりを防止する為の保護機能が搭載されています。

これは車のバッテリーの電圧が一定値以下になると給電をカットする機能で、通常だと11.8~12.6V程度の任意の電圧値を設定してカットオフ電圧をユーザーが設定してコントロールする事になります。

【ケンウッド CA-DR150の例】

ところがどっこい、それでもバッテリーが上がらないとは言い切れません。何故でしょう?

バッテリー上がる原因その1~暗電流と自然放電

上述したようにドラレコにはバッテリー上がり防止機構が備わっていますので、そんなに簡単にはバッテリーは上がりません。

ただし、車はエンジンがオフの間にもコンピューター類が0.5W程度の電力を消費していますので、バッテリーの電圧が下がり、カットオフが働いた後も完全に電力消費が止まる訳ではありません。

100時間駐車すると50Wh、1000時間では500Whになりますので、バッテリーが満充電の状態であったとしても、2ヶ月くらい車を全く動かさないのであれば、ドラレコで駐車監視をしなくてもバッテリーが上がる可能があります。

冬場などには1ヶ月で上がる事もありますが、ドラレコで駐車監視を行い、カットオフ機構が働いた状態ではバッテリーは弱っていますので、この状態から車を1週間くらい動かさないとバッテリー上がりのリスクは更に高まります。

バッテリーが上がる原因その2~車種や個体によるセルモーターの必要電圧の違い

ドラレコの電圧カットオフの設定は概ね11.6~12.6Vの範囲で調整が可能です。

ただし、あまり高めにカットオフ電圧を設定してしまうと、すぐにカットオフ機構が働き駐車監視モードが終了してしまいますので、11.8~12.2V程度に設定する事が多かろうと思います。

通常の場合であればバッテリーの電圧が11V台前半でもセルモーターは回りますので、11.8Vのカットオフ電圧設定は何ら問題がないように思えます。

ところが、車種や個体差、車両の状態によっては12Vの電圧が出ていないとセルモーターが勢いよく回らない事もあるようですので、12Vに設定しても100%安全と言う訳では無いようです。

バッテリーが上がる原因その3~ケーブルそのものの故障や不良

カットオフ電圧をケーブルが制御している場合、設定上のカットオフ電圧と実際のカットオフ電圧の誤差が大きければバッテリー上がりを招く危険性があります。

メーカー側は駐車監視によるバッテリー上がりに関しては「免責事項」と謳っていますので、商品の交換には応じてもバッテリー上がりに対する諸々の経費までは保障しません。

バッテリーが上がる原因その4~ドライブレコーダーのフリーズなどの不具合

ドライブレコーダー側に電圧監視機能が搭載されている場合に、ソフトウェア上のトラブルでプログラムが正しく働かなかったり、駐車監視中にドライブレコーダーがフリーズしてしまった場合には、カットオフ機能が働かず、バッテリーが上がるまで給電され続けてしまう可能性もあります。

そうなるとかなりの高確率でバッテリーが上がってしまいます。

バッテリーが上がってしまっても、JAFや保険のロードサービスに加入している方であれば、復旧にお金は掛かりません。

■ JAFって入った方が良いの?JAFで得する人と損する人

ただし、JAFを呼ぶ手間が掛かりますし、急いでいる時にバッテリー上がってしまうのも困りますよね。

また、バッテリーの方も一発でダメになる事は少ないとは思いますが、確実に性能は落ちてしまいす。

確率は検証出来ませんが、車のバッテリーを使用しての駐車監視はバッテリーの寿命を縮める事は間違いありませんし、運が悪いとバッテリー上がりに見舞われてしまう事があると認識はしておきましょう。

駐車監視でのバッテリー上がり対策

ここまではドライブレコーダーのによる長時間の駐車監視のデメリットばかりを挙げてしまいましたが、やはり当て逃げやイタズラ対策を考えると長時間の駐車監視が必要な状況がある人もいると思います。

ここからは車のバッテリー上がりを出来るだけ抑える為の対策と、バッテリーが上がってしまった時におすすめの方法をご紹介します。

駐車監視用のサブバッテリーを使用する

最近はドライブレコーダーの駐車監視用のバッテリーが増えつつあり、容量が大きいものは2カメラドラレコを30時間以上連続駆動させる事も可能です。

また、モバイルバッテリーとは異なり安全性の高いLiFePo4などの電池を使用したものも出て来ており、急速充電が可能なものもあります。

他の方法に比べるとコストが掛かりますが、長時間の駐車監視を日常的に行う場合には駐車監視用のサブバッテリーが必要になります。

駐車監視用のサブバッテリーについては、以下記事で各社製品を比較しています。

ドライブレコーダーの駐車監視用サブバッテリーのまとめ
...

出来るだけ頻繁にバッテリーの電圧をチェックする

車のバッテリーの状態を把握する方法としては、慣れた人ならエンジンを掛けた時のセルの回り具合いなどで判断が可能だと思うのですが、ハイブリッド車などの場合にはエンジンの掛かり具合では補器バッテリーの調子が良く分かりません。

そう言った場合には次のようなシガープラグを使用する事で、エンジンがかかっていない状態での供給電圧をチェックしてみましょう。

■ 電圧と電流チェッカー付の充電器

エンジンOFFでACCがの場合の電圧が12.2~4V以下だとちょっとバッテリーが元気がないかも知れません。

この辺りは車種や環境によって異なると思いますが、定期的にチェックしていれば今日はちょっと電圧が低いから軽くドライブしようなどの対策が打てるのではないでしょうか?

このチェック方法が向いているのは週に1~2回程度は動かす車です。

複数台車を所有しており、あまり乗らないような車がある場合には日々のチェックも出来ませんし、最近私はドラレコの駐車監視を行っていない車で、1ヶ月程度全く動かさなかった事で見事にバッテリー上がりに見舞われました。

■ 車のエンジンが掛からない時に疑わしい原因と対策

現状、管理車両が4台となっており、そのうち3台は諸般の事情で青空駐車な上に、あまり動かす時間が取れなかった為にまさかのバッテリー上がりとなったのですが、複数車両を維持しており、しかもあまり乗らないような車がある場合にはこのチャージャーでの管理は難しいと思います。

車を動かさずにバッテリーの残量を把握する方法

車に乗る機会が少ないようなケースでは、暗電流や自然放電で思いの外バッテリーの蓄電量が減るようです…これは最近身をもって体験しました。

こう言った場合の解決方法は「週に1~2度は車に乗る」事が最も説明する側としては簡単です。

ただし、現状の生活スタイルを変えるのはなかなか容易ではなく、まさに「言うは易く行うは難し」と言ったところかと思います。

このようなケースにおいては、まずはバッテリーの残量を手間を掛けずに把握する事がバッテリー上がりを防止する第一歩となりますが、私は最近は2台の車に次のガジェットを取り付けてバッテリーの状態を管理しています。

こちらはバッテリーに繋げた上で、専用アプリでスマホとBluetooth通信を行う事で、バッテリーの残量の変動を時系列で簡単に把握する事が出来ます。

CTEK BATTERY SENSEの詳しい運用方法については、以下の記事で説明しています。

■ 車のバッテリーチェックにおすすめの便利なチェッカー

 

私の場合には、1~2月の寒い時期にどちらの車もほとんど乗らなかったにも関わらず、バッテリーのチェックは1台分しかしていなかった為に、残りの一台がバッテリー上がりを起こしてしまいました。

現状はこれを踏まえて2台にCTEK BATTERY SENSEを設置しています。(2019年時点では4台になりました)

車を動かさずにバッテリーを充電する方法

ここまでに紹介したいくつかの方法で、ある程度のバッテリーの状態は把握出来るかと思います。

ただし、バッテリーの状態が悪い時には「1時間程度ドライブをする」と言う事が常に可能であれば問題ないのですが、管理車両が増えれば増えるほど、なかなかそう言う訳にはいかない事もあります。

特に降雪が多い地域での冬場にはそのようなシチュエーションが想像されますね。

私自身も「バッテリーが減って来たからドライブに行こう」とは思えない時も頻繁にあります。(ドライブしたい時は良いのですが、時間がとれなかったり気分が乗らない時もある)

また、1時間で20km程度走行すると100~200円程度のガソリンも消費しますので、経済的にもあまりよろしくはないかと思います。

そのような場合には以下のバッテリー充電器を使用する事で、車載のまま走行せずにバッテリーの充電が可能です。

■ バッテリーを劣化させる「サルフェーション」って知ってますか?

まあ、導入コストがそれなりに掛かりますので経済的にはこちらの方が優しくないですが、手間と時間を掛けずにバッテリーの状態を維持・改善できるメリットがあります。

ただし、最近読者の方から上記の充電器を使用して週に3回程度8時間の駐車監視を行い、その都度充電を行っていたにも関わらず、バッテリー劣化のエラーが表示されて交換になったとの報告もあります。(購入1年の車で駐車監視の運用を半年)

従って放充電を頻繁に繰り返す事自体が、バッテリーにかなりの悪影響を及ぼす可能性も考えられます。

現在ソーラーチャージャーでの充電テストも実施しています。

■ ソーラーチャージャーによるバッテリーへの充電の効果はどれ程なのか?

ジャンプスターターを搭載しておく

こちらは万一バッテリーが上がってしまった時におすすめの対策です。

ジャンプスターターを搭載しておけばスターターとバッテリーのプラスとマイナスを付属の端子で繋げるだけで簡単にエンジンが掛かってしまいます。

※セルモーターが壊れているとか、オルタネーター(エンジンの動力で回す車の発電機)がお亡くなりになっている場合はエンジンが掛からないか、掛かってもスターターを外すと停止してしまうと思います。

単純な過放電によるバッテリー上がりであればジャンプスターターで復旧が可能です。

下の動画は車のバッテリーは使わずにジャンプスターターからエンジンを始動させている事例です。

■ これでバッテリー上がりも怖くない!おすすめのジャンプスターター

JAFやロードサービス付帯の自動車保険に加入しておく

ここまでに紹介したどの対策も自分には出来そうもないという場合には、JAFかロードサービス付帯の自動車保険に加入しておくことをおすすめします。

※両方入ると損です。

■ JAFって入った方が良いの?JAFで得する人と損する人

自動車保険にロードサービスが付帯しているかどうかは保険証書に記載されていますので、分からない人は証書を確認しましょう。

証書を見ても分からなければ、証書に記載されている電話番号に電話をすれば教えてもらえます。

JAFにも加入しておらず、ロードサービス付きの保険にも加入していない場合には、現在加入している保険ではロードサービスがオプション扱いになっている可能性がありますので、追加料金を確認して、場合によっては標準でロードサービスが付帯する保険への切り替えも検討する必要がありますね。

特に通販型の自動車保険は内容を自分で吟味できる人には安くておすすめです。(吟味できない人は高くても代理店型の方が良いかも)

■ 正攻法で自動車保険の保険料を45%も下げた方法

ドライブレコーダーの駐車監視によるバッテリーが上がりのまとめ

ドライブレコーダーは上手に使うと心強い証拠能力や監視能力を発揮しますが、使い方を間違えたり外れを引いてしまうと、ちょっと面倒なバッテリー上がりと言うトラブルに見舞われる危険性を孕んでいます。

ただし、トラブルを避ける為のリスク回避の対策を行っていれば、さほど恐れるような事でもないでしょう。

長時間の駐車監視を検討している方は、いずれかの対策を打っておくことをおすすめします。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

 

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LaBoon!!の管理人です。2015年に趣味が高じてLaBoon!!の運営をはじめました。変態・奇人・変人扱いされるのはむしろ名誉な事だと考えています。(昔から)

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