※2019年1月28日更新~ケンウッドの2018年モデル「DRV-830」を追加しました。

最近、読者様から年配者向けのドライブレコーダーで、出来るだけ操作が分かり易くフォーマットなどの定期操作が不要なモデルはないか?というご質問を頂きました。

実際のところ、以前からこう言った需要はあるにはあると感じていましたが、パソコンやスマホを利用しない方向けのモデルは、販売チャンネルや情報収集がネットではなくディーラーや実店舗になるであろうと言う前提がありましたので、積極的にはとり上げて来ませんでした。(該当モデルがドラレコとして微妙なスペックである点も勘案してますが)

ただ、今回ご質問頂いた事で、自分ではない年配者が運転する車に設置するドラレコについて、ネットで情報収集をする方も少なからずいらっしゃるようですので、このページでは現時点でmicroSDやSDカードの定期的な「フォーマットが不要」で完全放置が可能なドライブレコーダーについて紹介します。

2018年8月の時点で私が認識している定期的な「フォーマットが不要」なモデルはTCLのスマートレコ、コムテック、セルスターの比較的新しいモデル、SEIWA、ikeepのモデルなどが挙げられます。

※BLACKVUEの「DR750S-2CH」もフォーマット不要を謳っていますが、WiFi前提で機能がマニアックな部分もある為、この記事からは除外します。

ikeep「iZ500」

ikeep「iZ500」は韓国の「MK1」と言うブランドを持つCNSと言うメーカーが生産しているOEMモデルになりますが、最大の特徴はタッチの反応に優れた、超大型の静電式タッチパネルを搭載している点になります。

ドライブレコーダーとしては最大級の液晶サイズで、操作性と本体での動画の再生能力に最も優れた2カメラモデルではないかと思います。

録画解像度はフロントがフルハイビジョン、リアはハイビジョンで駐車監視はエンジン連動型の動体検知+衝撃検知になります。

■ 操作性に特化したフォーマットフリー 2カメラドライブレコーダー ikeep「iZ500-DR」

SEIWA「PDR800FR」

SEIWANの「PDR800FR」は液晶なしのWiFiモデルの為、年配者向けの括りからは外れてくるのですが、フォーマットフリー機能を搭載し、性能・機能の割に価格が安い万能型の前後フルハイビジョンの2カメラハイエンドモデルです。

あくまでもスマホのアプリでの操作が前提となりますが、アプリのインターフェイスが分かり易く、初心者でも簡単の操作が可能なので、ドラレコ初心者でも無理なく使いこなせる良モデルだと思います。

この記事の本筋からは外れますが、前後に夜間特化型のSTARVIS対応のイメージセンサーを搭載しており、同じSTARVISモデルの中でも夜間の暗視能力はおそらく現時点でNo.1のドラレコかと思います。

■ セイワ 前後STARVIS搭載 2カメラドライブレコーダー「PDR800FR」のレビュー、評価

TCL スマートレコ「WHSR-510」

スマートレコ「WHSR-510」は「アウディ」「プジョー」「シトロエン」「アルファロメオ」「ボルボ」などの輸入車ディーラーなどがメインの販売チャンネルのモデルです。

私のイメージでは2カメラOP対応の駐車監視特化モデルという括りに入るのですが、タッチパネルでの分かり易い操作、各動作状態の音声でのアナウンスなど、誰にでも簡単に扱う事が出来るという点では過去にテストしてきたモデルの中では最高レベルではないかと思います。

基本的には駐車監視の利便性重視のモデルである為、ケーブルは3芯のシガープラグタイプではないものが付属し、シガープラグタイプの設定そのものがないようなので駐車監視をしないユーザーには向いていない部分もあります。(商品のコンセプトが年配者向けというよりも高級車向けなので、ここで紹介するコンセプトとしては微妙にズレている)

また、このモデルは全ての運用における「利便性」を最大のセールスポイントに置いているモデルなので、録画視野角や夜間の明るさ、逆光補正の強度などに関しては標準+アルファではあるものの、最近の同価格帯のハイエンドモデルには及ばない部分もあります。

フォーマットに関してはおそらく初回のフォーマット時に細かいパーテーションが作られ、録画とフォーマットを自動で行っているようなイメージかと思います。

なお、「WHSR-510」はGPSがOP扱いとなりますが、完全操作不要というところを目指すのであればGPSのOPも検討された方が良いでしょう。

■ スマートレコ「WHSR-510」のレビュー、評価

ケンウッド「DRV-830」

ケンウッドの「DRV-830」は同社の単体ドライブレコーダーでは最新最上位の超広角で超高解像度モデルとなります。

他のケンウッドのドライブレコーダーはバランスには優れるものの、他社と比べて特徴が薄く、機能・性能的にここが良い!と言う部分が見当たりませんが、「DRV-830」もバランス型ではあるものの、水平132°の超広角、「2560×1440」の超高解像度、HDRによる比較的高めの白潰れ耐性、夜間の暗所での明るさを兼ね備えており、非常に高レベルなバランスの取り方となっています。

また、インターフェイスが特徴的で画面上でメニュー項目の説明の表示もあり、初心者や年配者の使用を前提とした新設せ計となっているのが特徴です。

このモデルのフォーマット不要機能はユーザー層を考えて良いところを突いている感じがしますので、好印象ですね。

ケンウッド 水平視野角132°の超広角ドライブレコーダー「DRV-830」のレビュー、評価

セルスター2017~2018年モデル

セルスターは2017~2018年モデルでmicroSDカードのメンテナンスフリーモデルを6つ発売していますが、そのうち1つはレーダー探知機連動の液晶なしモデル、1つは車内録画カメラ付きの2カメラモデルとなりますので、スタンダードタイプは4モデルとなります。

このうちの1モデルはGPS非対応となる事から、時刻合わせの必要がないGPS対応のメンテナンスフリーモデルは次の3モデルとなります。

実はこの3つのモデルは性能が悪いドライブレコーダーではないのですが、次の理由で私は注意が必要な部分があります。

  • 同価格帯のドラレコと比べて録画視野角が狭い
  • 同価格帯のドラレコと比べて駐車監視の解像度が低い

基本的にはバランス型の高価格帯モデルは、他社の特化モデルに比べると中途半端になるので性能面では評価が下がります。

ただし、評価する際の最優先ポイントを運用面での完全放置に定め、駐車監視を行わないのであれば、これらの3つのモデルは録画視野角がそれなりに広く、夜間特化の低照度CMOSセンサーを搭載している事から、「高バランスモデルである」と言えるかと思います。

※イメージセンサーは「CSD-670FH」はExmor、それ以外はSTARVIS対応のExmor Rを搭載しています。

また、これらの3モデルは感圧式タッチパネル採用で、液晶もそこそこ大き目の2.4インチとなっていますので操作性の面でも非常に分かり易いのが特徴です。

■ セルスターフォーマットフリードライブレコーダー「CSD-660FH/670FH」のレビュー、評価

■ セルスター2018年モデルドライブレコーダー「CSD-750FHG」

■ セルスター2カメラドライブレコーダー「CSD-790FHG」のレビュー、評価

コムテック2018~2019年モデル

コムテックは2018年から2019年に掛けて「ZDR-022/024」「ZDR026」の3つのフォーマット不要のドライブレコーダーを発売しています。

「ZDR-022/024」

「ZDR-022/024」はコムテックにしては珍しいコンパクトタイプのスタンダードドライブレコーダーで、「ZDR-022」がGPS非対応、「ZDR-024」がGPS内蔵の同一筐体のフルハイビジョンモデルとなります。

いずれも画質については過去のコムテックのモデルと比べると、景色なども綺麗に撮影できるような特性となっており、夜間も明るさ重視の調整がなされています。

ただし、旧モデルよりも白潰れに弱いと言う問題点もありますが、「ZDR-022」についてはこのところ価格が1.1万円程度で推移し始めており、このカテゴリーの中でも最もお求め易いモデルになっています。

液晶が小さ目なので画面はやや見にくい部分はありますが、操作系はスタンダードで特に扱い事もないでしょう。

■ 久々のモデル更新~コムテック エントリークラスドライブレコーダー「ZDR-022/024」のレビュー・評価

「ZDR026」

「ZDR026」は2019年1月発売のコムテックのハイエンド2カメラドライブレコーダーです。

 

このモデルは前後に370万画素の夜間特化型のSONYのSTARVIS対応イメージセンサーを搭載しており、録画視野角は前後ともに水平113°とそこまで広くはないものの、おそらく明るさや精細感はかなりハイレベルなものであろうと期待しています。

操作系はタッチパネルなどではありませんが、液晶は比較的大き目の2.7インチとなりますので、動画も見易く操作性も悪くないと思います。

フォーマット不要のドライブレコーダーのまとめ

以上、フォーマット不要のドライブレコーダーで比較的操作性がヨ良いモデルについて9モデルをご紹介しました。

なお、フォーマットフリーではあってもmicroSDカードが壊れないと言う事はありません。

「なんだそりゃ?」と思うかも知れませんが、これらのモデルはファイルの断片化を防ぐ保存方式を採用している為、フォーマットをしなくても不具合は起きない事になっていますが、microSDカードは消耗品ですので繰り替えして使用するといつかは壊れます。

また、熱によっても各部が傷む可能性もありますので、何か月かに一回気が付いた時にでもフォーマットをしてあげるとカードの寿命は延びると思います。

大概はこう言ったフォーマットフリーのモデルには、メーカーもこっそり高耐久のmicroSDカードを付属させていたりしますので、普通のカードよりは壊れにくい筈ですが、定期的では無くても良いので時々フォーマットしてあげると更に幸せになれるでしょう(笑)。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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