4月27日に発売された、DENSANのドライブレコーダー、Dorarecot「DDR101-NV」は、2つの系統の電源入力端子を搭載しています。
■ DENKOM(DENSAN)のドライブレコーダー Dorarecot「DDR101-NV」
なお、最近はモバイルバッテリーの普及率が上がり、少ながらず発火事故が発生していますので安全対策は自己責任でお願いします。
■ モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
因みに東京消防庁の報告によると平成23年から28年11月までの間にリチウム電池関連の火災が65件発生しており、モバイルバッテリーやスマホの普及に伴って件数は急上昇しています。
このうち、モバイルバッテリーが原因となるのが12件だそうです。
東京消防庁の管轄は東京都内ですので都内の発生件数だと思いますが、確率的にはそれほど高くないにしても夏場の車内でモバイルバッテリーを使用するなら熱対策や延焼対策を施した方が良いと思います。
もくじ(クリック・タップで移動できます)
モバイルバッテリー用の給電端子はmicroUSB
1つはシガープラグで給電するタイプのコネクタで、汎用性の乏しい形状となっていますが、もう一つはmicroUSB(android端末の充電ケーブルと同じ形状)端子ですので、駐車監視などの状況に応じてモバイルバッテリーからの給電に切り替える事が可能です。
駆動時に流れている電流は0.36A程度ですので、額面通り受け取れば1時間に流れる電流量は360mAhとなります。
例えば、20,000mAh程度の大容量のモバイルバッテリーを使用したとします。
この場合は、通常の品質のモバイルバッテリーの場合、蓄電量は表記の7~8割といったところですので、15,000mAh程度になります。(粗悪品の場合2~3割の蓄電量しかないので注意)
Dorarecot「DDR101-NV」の場合、1時間に流れる電流量は360mAhですので、15,000÷360=41.6となりますので、計算上では41.6時間の駆動が可能という事です。
モバイルバッテリーを使用しての駆動テスト
そこで、大容量モバイルバッテリーの中では最も安価で安定性が高いと言われている「EC Technology 22400mAh」を使って駆動時間をテストしてみました。
スペック上は22,400mAhで結構使い込んでいるものを使用したので、蓄電量は表記の6割程度に落ちているかもしれませんが、それでも13,400mAh程度は蓄電される筈ですので、13,400÷360=37.2時間程度の駆動が期待できます。
因みにDorarecot「DDR101-NV」の2つの電源端子の両方から電力を供給した場合は、並列扱いになりますので、片側からの電流量は半分程度に下がります。
ただ、L字型を使用するとケーブルが出ている方が下向きになってしまいますので、このようなストレートタイプを使用した方がスッキリ見えると思います。
2本挿しの状態でACCがオンの状態だと、車のバッテリーとモバイルバッテリーからの並列の給電となり、ACCをオフにするとモバイルバッテリーのみからの給電に切り替わります。
今回はモバイルバッテリーのみからの給電ですが、テストの結果は当初の予測よりもやや長い、38時間程度の録画が可能という結果でした。
因みに、ACCオンの状態でUSBシガーソケットなどからモバイルバッテリーに充電ケーブルを挿しておけば、モバイルバッテリーの充電が開始され、ドライブレコーダーへの給電はACC電源からのみとなります。
ただし、ACCをオフにする時には、モバイルバッテリーへの充電ケーブルを抜かないと、モバイルバッテリーの充電コネクタ側から電流が漏れているのか、ドライブレコーダーは起動しません。
※モバイルバッテリーは直射日光が当たる場所に置くと危険です。
駐車監視を行う際には必ず充電側のケーブルを抜く
走行中にACCから給電されている状態だと、以下の使用法が望ましいと思われます。
- 電源ケーブルは2本挿し
- モバイルバッテリーは充電状態
この状態だとモバイルバッテリーは充電モードなので、ドライブレコーダーにケーブルが挿さっていても給電はせず、ACCからの給電となります。
ACCオンで、モバイルバッテリーを充電している状態と、充電していない状態を図で示すとこのようになります。
走行中 モバイルバッテリーへの充電ケーブルなし
この状態はあまりおすすめしませんが、車のバッテリーをモバイルバッテリーの電圧に応じて両方から合わせて0.36A程度になるように電流が流れます。
走行中にモバイルバッテリーの蓄電量が減ってしまうのが欠点です。
走行中 モバイルバッテリー充電へのケーブルあり
この状態だと、走行中はモバイルバッテリーは給電を停止して充電状態になります。
上の場合と比べて結果としてモバイルバッテリーの減りが遅くなります。
ところが、この接続方法だとACCからの給電を切る際にモバイルバッテリーの充電ケーブルを抜かないとドライブレコーダーは起動しません。
駐車中 モバイルバッテリー充電ケーブルあり
駐車中にモバイルバッテリーの充電ゲーブルを挿したままにしておくと、下図のように①と②のうち、抵抗の少ない①の方からUSBソケットに電気が流れ、③の経路でモバイルバッテリーに戻ります。(実際には車のバッテリーとモバイルバッテリーの間にUSBソケットが存在します。ACCが切れている状態なので常時電源でなければ車のバッテリーまで電流が逆流することは無いかも?)
モバイルバッテリーの充電端子側から電流が逆流して、USBソケットに電流が流れるようなのですが、充電側に電気の出入りがある状況だと給電側の電圧が超不安定になっているようで、ドライブレコーダーの起動は出来ません。
駐車中 モバイルバッテリー充電ケーブルなし
この場合、モバイルバッテリーに対する充電ケーブルを抜いてしまう事で、ドライブレコーダーへの正常な電流が流せるようになります。
以上が、駐車中はモバイルバッテリーの充電ケーブルを抜かなければならない理由なのですが、駐車の度に抜くのは面倒だと思う人には次のような裏技もあります。
整流ダイオードとリレーを活用して電流をコントロールする
この方法は実際にやってみて起動を確認してはいますが、自己責任の範囲でお願いします。
分かりにくいので、まずは図で説明します。(結果として起動はしているが、理論が違ってる部分があるかも?)
まずは下図をみて下さい。
先程の「駐車中 モバイルバッテリー充電ケーブルあり」(起動しないパターン)をベースに考えて行きます。
①③からUSBソケットに電流が逆流している状態です。
①と③を抜けば解決しますが、抜かないでもどうにかしようという話です。
その為には①から電流がバッテリーに逆流しないように整流ダイオード(電流の流れを1方向のみに固定する)を入れます。
この状態でモバイルバッテリーからの逆流は無くなる筈です。
ただし、モバイルバッテリーの給電側からドライブレコーダーに向かって出た電流が、ボディアースを経由して②の経路で充電側からも戻る事になります。
この状態でも電圧が超不安定になりますので、次に②の経路も塞ぎます。
ただし、普通に②の経路を塞いでしまっては、走行中に車のバッテリーからドライブレコーダーへの給電が出来なくなりますので、ACCの電源がオフになった状態の時だけ塞ぐようにリレーを使います。
その状態が下図になります。
ACCヒューズとドライブレコーダーの間にコイル側の青の配線を噛ませて、黒はボディアースします。
スイッチ側はドライブレコーダーのボディアースの配線に噛ませてマイナスコントロールとします。
ACC電源がオンになっている状態だと、リレーのスイッチが接続される状態になり、ACCヒューズからの電流がドライブレコーダー経由でボディアースに抜けます。(ACCがオンだとモバイルバッテリーの充電が開始され、モバイルバッテリーからドライブレコーダーへの給電は止まる)
ACC電源をオフにすると、モバイルバッテリーからドライブレコーダー以外に電流が流れる経路がなくなります。
従って、駐車中はモバイルバッテリーからドライブレコーダーへの給電、走行中はモバイルバッテリーは充電状態になり、ドライブレコーダーは車のバッテリーからの電流で駆動させる事が出来ます。
この方法で接続が出来れば、超大容量の内蔵バッテリーを積んだドライブレコーダーを搭載しているのと同じ事になります。
しかも走行中の充電はドライブレコーダーへの給電ケーブルとは別系統なので、内蔵バッテリータイプよりも充電も速いです。
リレーと整流ダイオードの接続手順
手順の説明の前に使用した部品や工具を紹介します。
まずはリレーですが、エーモンの4極リレー20A、整流ダイオードは同じくエーモンの6A、工具はエーモンのターミナルセットです。
整流ダイオードとは、電流の流れを逆流させないように1方向に固定するダイオードが組み込まれたケーブルです。
モバイルバッテリーの充電ケーブルは、ギボシ端子の取り付けがし易いように出来るだけ太いものを使用しました。
それ以外にもヒューズから電源を取る為に電源ソケットを使用しています。
エーモン | ルートアール | ||||
---|---|---|---|---|---|
エーモン リレー 4極 | エーモン整流ダイオード 6A | エーモン ターミナルセット 中 | エーモン 配線コネクター | エーモン 電源ソケット 1穴 | ルートアール microUSBケーブル |
まずは通常通り、ドライブレコーダーの取り付けを行います。
モバイルバッテリーの充電ケーブルに整流ダイオードを組み込む
今回は以下の方法で実施しました。
ルートアールの充電ケーブルはオレンジの被膜の中に白と黒の2本のケーブルが入っていますので、オレンジの被膜をニッパーやカッターナイフなどで中の配線の被膜を傷付けないように少しだけ傷付けて、5~6cm分剝きます。
白い配線を切断して、ギボシ端子で間に整流ダイオードを噛ませます。
ギボシ接続の方法そのものに関しては、こちらのページで説明しています。
■ 汎用品の常時電源ケーブルを使用して、ドライブレコーダーの駐車監視を行う方法
整流ダイオードのグレーの配線の方をモバイルバッテリーに刺す側に接続します。
これでモバイルバッテリーの充電端子側からの電流の逆流を防止する事が出来ます。
ただし、これだけだと充電端子側に電流の戻りがあるようなので、安定しません。
シガーソケットのマイナス側のケーブルにリレーを組み込む
モバイルバッテリーからドライブレコーダーに流れた電流は、シガープラグ側からもボディアース経由でモバイルバッテリーに戻るようです。
従って、モバイルバッテリーからの給電中に関しては、ドライブレコーダーからボディーアースの経路を切断する事で、電流が「モバイルバッテリー→ドライブレコーダー→モバイルバッテリー」という流れで完結します。
このリレーは、青線→黒線の回路に電流が流れると、赤線→黄線の接続がオンになります。
ドライブレコーダーのシガープラグのマイナス側のケーブルを切断して、赤線と黄色線を割り込ませます。
- 赤線…シガーソケット側~C
- 黄線…ボディアース側~D
次に青線と黒線です。
ACC電源がオンになった状態では青線と黒線に電流を流すことで、スイッチが入って黄色と赤のケーブルに電流が流れるようにしたいので、青いケーブルを配線コネクタでドライブレコーダー用のシガープラグのACCのヒューズ電源に割り込ませます。~A
ボディアースもドライブレコーダー用のシガープラグのマイナス側に割り込ませます。(黄線よりもボディ側)~B
これで手動で何も操作しなくてもACC電源の通電状態に合わせて、駐車中はモバイルバッテリーから給電、走行中は車のバッテリーからの給電+モバイルバッテリーへの充電という形になる筈です。
因みにモバイルバッテリーの充電速度は、USBシガーソケット次第で1000mAh程度にはなるかと思いますし、ドライブレコーダーの電流量は360mAhなので、1時間車を走らせれば3時間程度分、10分の充電時間で30分間分のドライブレコーダーの駆動時間になるかと思いますので、よほど近所へのお出かけでない限り充電切れで録画不能にはならないのではないかと思います。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント
面白い話ですが回路図を書かないとよくわからないですね。
リレー、ダイオードを使った部分だけでも回路図を書いて頂ければ幸いです。
ヤマダ電機マニア さんこんにちは。
もう少し分かり易い図を作成しました。
こちらも手探りの部分が大きいですので、何かお気づきの点があればお教えくださいませ。
いきなりの質問すみません。まさに理想のシステムでしかもわかりやすい説明でとても参考になりました!ただやはり毎日40分程度の運転のみの場合は当然モバイルバッテリーの充電は減る一方ですかね?また、モバイルバッテリーのかわりに大容量ジャンプスターターの使用を考えていますが、これだけ充電、放電を繰り返すといざというときジャンプスターターとして使用できるものでしょうか?
たぬき様、モバイルバッテリー自体の充電速度はものにより差があると思いますので一概には言えませんが、こちらで使用したものに関しては40分の充電で600~700mAh程度、ドライブレコーダーの駐車録画時間に換算すると2時間程度分になります。
ジャンプスターターに関してはモバイルバッテリーよりも品質にバラつきがありそうですので、いざという時の事を考えるとモバイルバッテリーの方が良いかと思います。
興味深く、拝見させて頂きました。
お恥ずかしいのですが、私の知識では、回路図で理解できないので、シガープラグとリレーを接続した、写真を掲載いただけると、助かります。
お手数をお掛けして申し訳ありません。
よろしくお願いします。
キラ様
既に現物が手元にないのですが、図のA及びCについては、「エーモン 電源ソケット 1穴」プラスとマイナスの配線を示しています。(シガーソケット・シガープラグは記入を省略しています)
ドラレコ純正ケーブル➡エーモン 電源ソケット 1穴➡エーモン 電源ソケット 1穴のプラス側のコードにリレーの青を割り込ませ、リレーの黒の配線はボディアースします。
エーモン 電源ソケット 1穴のプラス側のコードは途中で切断し、ドラレコ側をリレーの赤・ボディアース側をリレーの黒に接続します。
管理人さまへ
初めまして、少しお聞きしたいのですが、、、、
車の鍵を抜いてからモバイルバッテリーに接続してパーキングモードにして録画しますがこの時ドアを閉める振動でロック付きの動画が溜まっていきます、これを防ぐ方法はありますか?
パーキングモードとはモバイルバッテリーが続く限り録画されるのでしょうか?
のんのん様
動体検知モードでは、感度の設定によって動くものを検知すると10、30、60、180秒の録画を行います。(設定で変更可能)
モバイルバッテリーが切れるまで待機と録画を繰り返します。
http://ddr.denkom.co.jp/
ドアの開け閉めの振動で録画が開始されるのは、防犯という観点から見れば正常な動作と思われますし、他社のドライブレコーダーでも同様です。
microSDカードの寿命の観点からも定期的なフォーマットをおすすめしますが、衝撃センサーの感度調整でドアの開け閉めで動作しないように設定する事は可能かもしれません。
管理人様へ
なるほど。。。少し設定を見直すのと32Gにしてる方が良さそうですね!
丁寧に教えてくださり、ありがとうございます
管理人様
教えて頂きたいのですが
『駆動時に流れている電流は0.36A程度ですので、額面通り受け取れば1時間に流れる電流量は360mAhとなります』
とのことですが、どのような設定での駆動だったのでしょうか。
※モニターOFF パーキングモード(動体検知』撮影でしょうか・・。
モニターON、常時撮影だった場合、20,000mAh程度のモバイルバッテリーでどのくらい駆動するのか気になりまして・・・、
よろしくお願いします。
SSK様
360mAhは常時録画中の電流と記憶しています。(駐車録画時も変わらなかった気がします)
20,000mAhであれば実質的な蓄電量は14,000~16,000mAh程度になるかと思いますので、40時間程度の録画時間となる筈です。
以前、別のドライブレコーダーで試した時にはそのくらいは駆動していました。
管理人様
ありがとうございます。
参考になります。
常時撮影、モニターONの状態でモバイルバッテリーで十分運用可能ですね。
管理人様
はじめまして。いつもありがたく拝見させて頂いております。
いきなりの質問で失礼致します。
現在ドラレコ導入を検討しており選定において、駐車監視が車のバッテリーを消費せず、常時録画でなく、長時間において動体、衝撃感知により一定時間録画しイベント記録の運用ができるものがないか探しておりました。他のポイントは、配線を露出させないこと、運転支援(前車発信お知らせ。車線逸脱と前方接近アラームは車に付いている為使用予定なし)、画質等については昼夜共に前車のナンバーが確認でき信号機全国対応程度、加えてもしあればWi-Fi連動によりスマホにて動画確認できるものを探しておりました。
中でも駐車監視機能を重視したく貴サイトを参考にDRY-ST6000dとOP-MB4000の組合せを最有力に購入を検討しているのですが、本記事にある「駐車中はモバイルバッテリーから給電、走行中は車のバッテリーからの給電+モバイルバッテリーへの充電」の環境に非常に魅力を感じまして、他商品でも同様の体制にて運用が可能なものがあれば是非御教授願いたいと存じます。
唐突に長文で申し訳ございません。
Sugi様
まず1点確認しておきたいのですが
>常時録画でなく、長時間において動体、衝撃感知により一定時間録画しイベント記録の運用ができるもの
の部分についてです。
「DRY-ST6000d」に関しては「パーキングモード」が存在しますが、「パーキングモード」でも「常時録画」を行いながら、衝撃を検知するとイベントファイルを作成する仕様ですので「常時録画」はオフに出来ません。(動体検知はなし)
一方でユピテルのOP-MB4000に対応しているモデルで、WiFi通信が可能な「DRY-WiFi3Vc」などは、「パーキングモード」が存在せず、走行時のままの状態で「常時録画」+衝撃を検知するとイベントファイルを作成する仕様です。
両者の実質的な違いは
「DRY-ST6000d」~パーキングモード時にフレームレート・Gセンサーの感度などの調整が可能であり、復帰時にキャンセルタイマーで設定した範囲外の時間帯に発生したイベントについては告知がある。
「DRY-WiFi3Vc」~パーキングモード時も走行中と同様のGセンサーの感度で、通電しっぱなしの状態なので「復帰」という概念がない。
となります。
>走行中は車のバッテリーからの給電+モバイルバッテリーへの充電
この件については、ソニーのパススルー機能付きのモバイルバッテリーを使用すれば可能ですが、イグニッションオンの度にドライブレコーダー側への給電がオフになる為、毎回給電スイッチを押す羽目になります。
「OP-MB4000」を軸に考えているのであれば、他社ドラレコの運用も可能です。
http://car-accessory-news.com/drive-recorder/archives/5870
駐車録画の際の告知などを求めなのであれば、ユピテルの「DRY-WiFi3Vc」辺りが最もご希望の条件に近いのでは?と感じます。
台湾メーカーや韓国メーカーの物は「日本向けにフレームレートを微調整していないのでは?」と思えるものも多いので、トランセンドはWiFiに対応しているモデルはあるものの、西日本LED対応かどうか不明です。
http://car-accessory-news.com/drive-recorder/archives/1033
管理人様
細やかなご返信誠にありがとうございます。
>常時録画でなく、長時間において動体、衝撃感知により一定時間録画しイベント記録の運用ができるもの
を希望していたのは、当初DRY-ST7000cの「人や車などの動きを検知して記録を開始し、1分間映像に動きがなかった場合は自動で終了することで不要な記録を防ぎ、映像の確認がしやすく、またSDカードの消耗軽減にも有効」な機能に魅力を感じてのことでして、欲を言えば衝撃感知でのイベント記録との併用ができれば最も嬉しかったのですが、DRY-ST6000dをOP-MB4000との併用でパーキングモードを運用する場合と上記とを比較検討した結果、常時録画を行いながら、併用を希望する動体検知はできないものの衝撃を受けた場合に限って有事の録画をするだけでも目的には叶い、且つキャンセルタイマー等DRY-ST6000dの方が駐車監視機能により特化しているものと考え後者の優先順位が上がったという経緯で検討しているものです。
Wi-Fi対応の希望の叶うDRY-WiFi3Vcについては、駐車時も走行時のままの状態で「常時録画」+衝撃を検知するとイベントファイルを作成するという仕様は不足ないのですが、ご案内の通りDRY-ST6000dにあるパーキングモード時のフレームレート・Gセンサーの感度調整ができる点、復帰時のキャンセルタイマー設定範囲外の時間帯に発生したイベントについて告知をしてくれる点において、Wi-Fi対応機能を優先させるものではないかと考えております。
>走行中は車のバッテリーからの給電+モバイルバッテリーへの充電
の件については、イグニッションオンの都度給電スイッチを押す運用となる他ないのであれば、やはり諦めようかと思います。当記事にある運用体制が取れれば気持ちとしてはベストなのですが、電装関係の知識不足の為自信なくとても真似出来そうにございません。。
ユピテル検討前にはトランセンドの
DrivePro220も候補にありましたが、ご案内にある点において不安がありこちらも除外しておりました。
以上よりDRY-ST6000dが最有力候補にはなりながら右往左往するようですが、駐車時の記録を車のバッテリーに負担をかけずに行うということが最も優先順位の高いことであることからOP-MB4000を軸にユピテル商品の中から再検討する場合、感度調整及び駐車時イベント記録告知を除外して考えられるのであれば、DRY-ST7000cの駐車の間(常時録画+衝撃検知時別記録の選択できる幅があるが)動体検知時のイベント記録のみ短時間自動で行う機能と先行車発信案内、DRY-WiFi3VcのWi-Fi対応機能も捨て難く感じるようになって参りました。
再度この点の選定においてご助言が頂戴できますと非常にありがたいと申し上げたい思いですが、ここからは欲しい機能の優先順位を付けねば決められない部分になってくると存じますので、非常に悩ましいところながら貴サイトの商品別レビューを再度熟読させて頂きながら引き続き検討したいと思います。
Sugi様
どちらかと言うと楽しい悩みだと思いますので、目いっぱいお悩み頂ければと思います^^