激安ドラレコ DBPWOER「D104」のレビュー、評価

ドライブレコーダーのエントリークラスのモデルは徐々に価格が下がり続けており、最近では国内メーカーの中でも1万円を切る価格のものが増えつつあります。

今回はそんなエントリークラスのドライブレコーダーの中でも、国内メーカーの半額程度の5,000円以下という激安モデルのサンプルをDBPOWERさんから頂きましたので、実機テストを行いました。

DBPOWER「D104」のスペック

DBPOWER「D104」のスペックは以下の表の通りとなります。

D104
17.0?発売
1920×1080/25fps
LED信号不明(東日本で同期気味)
録画視野角 水平85°
付属なし
最大32GB
GPS非対応
駐車監視モード
動体検知
衝撃検知(内蔵バッテリー)
手動起動
専用ケーブルなし
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

デザインと付属品

本体デザインは手のひらサイズのコンパクト、普通のスタンダードサイズのドラレコに比べるとかなり小ぶりです。

ただ、マウントが本体に対してアンバランスに大きいので、吸盤タイプではなく両面テープの小型のマウントを使用した方がベータなのではないかと、個人的には感じました。(普通の車であればミラー裏には隠せるでしょう)

こう言ったマウントの方が、よりスマートに見えるかと思います。

なお、気になる点としてマウントと本体の接合部のチリが微妙にあっておらず、若干ぐらつく状態ですが、走行中にその影響で動画がぶれるという事はありませんでした。

 

セット内容については、ドラレコ本体・吸盤マウント・microUSBシガーケーブル・家庭起動用のmicroUSBケーブルの4点です。

説明書については日本語のものが付属し、この価格帯の海外モデルとしては珍しく、比較的丁寧に書かれています。

インターフェイスについて

インターフェイスについては日本語化されているものの、翻訳がおかしかったり文字化けしているような項目も見受けられます。

私の場合には、素直に英語表記にした方が使い易いと感じました。

録画視野角と画質の特徴

録画視野角については、日本のメーカーのエントリー~スタンダードクラスの95~100°よりも狭い、水平85°度程度となっています。

因みにHDR機能はなし、WDR(WDRとはハードウェアの性能の指標を指します)との記載もありませんが、ダイナミックレンジは比較的広い印象です。

■ HDRとWDRの違いは?

白飛びには比較的強いかな?と感じました。(そりゃHDRモデルのケンウッド「DRV-320」よりは弱いですが)

ナンバーの認識精度については、全体的にほんの少しだけにじみが出る傾向がある為、「DRV-320」よりも落ちますが、このクラスだとそこまで問題に感じるレベルでもありません。(ナンバーを押さえたいなら、もっとグレードの上のモデルを選んだ方が良いので)

目の前に停車している車のナンバーは問題なく読み取れます。

【DBPOWER「D104」】

【ケンウッド「DRV-320」】

夜間についてはスタンダードクラスのケンウッド「DRV-320」と比べるとやや暗めではあるのですが、過去にテストをしてきたこの価格帯のモデルに比べると悪くはないのかな?と言った感じです。

駐車監視の仕様について

駐車監視については、毎回オンオフの手動での切り替えを必要とする動体検知モード(よくある仕様です)と、オンにしておくと内蔵バッテリーで待機状態になり、衝撃を検知してから数秒後に録画を開始するパーキングモード2つのモードがあります。

ただし、このモデルはGPS非対応ですので、内蔵バッテリーを使いまくるとバッテリーの寿命が縮んでカレンダーなどの設定が飛ぶかも知れませんので、駐車監視を行うのであれば動体検知モードと外部バッテリーを組み合わせた方が良さそうです。

フレームレートとLED信号への対応状況

このモデルはLED信号に対応との表記がありますが、「LED信号対応」=「チラツキ防止」という意味で使用されているように見受けられます。

フレームレートがドライブレコーダーとしては珍しい25fpsですので、60Hz西日本では問題なかろうと思うのですが、50Hzの東日本では同期の傾向が見られました。

 

ただし、こちらで確認した限りでは消灯時間は0.5秒にも満たない時間ですので、この程度であれば運用上の問題はなかろうとか思います。

※LED信号の周波数は誤差が+-0.2Hz程度あり、電力会社はこの誤差をなくそうと努力はしていますので、誤差が少なくない状況下では数秒の消灯となる可能性はあります。

DBPOWER「D104」の総評

DBPOWER「D104」の最大の特徴はズバリ圧倒的な価格の安さであるのですが、正直な話過去にこの価格帯のモデルのテストをして感じたのは、やはり価格なりの性能であるという点です。

このモデルについてはスタンダードクラスのケンウッド「DRV-320」と比べると、視野角は狭いですが画質面ではそこまで劣っているという感じではありません。

インターフェイスやマウントのチリの部分など、やや粗削りに感じるところもあるのですが、画質の面では悪くないですね。

インターフェイスの面ではユーザーを選ぶところはあるのですが、細かいことは気にせず、とりあえず安くドラレコを購入したいと考えているのであれば、この5,000円以下という圧倒的な価格の安さは魅力だと思います。

かなりの爆安になりますので、コスパ最優先の方はお試し頂ければと思います。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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コメント

  1. 水元健仁 より:

    ユピテルドライブレコーダー前、後ろカメラ付いていますか?

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      水元様
      ご質問の趣旨が良く分からないのですが、どう言った事をお知りになりたいのでしょうか?

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