こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
先日、ニュースで「駐車中のアルファードがに豪快に当て逃げされる」という動画が流れましたね。
先月23日、埼玉・朝霞市にあるパチンコ店の駐車場で、止まった車に別の車がぶつかり、ぶつかった車は、そのまま駐車場を後にしました。車載カメラには、その当て逃げの瞬間が映っていました。
当て逃げの定番は
というものですが、この動画は前方を全く見ていないような状況でほとんど正面から突撃してきてます。
このドラレコの録画方式は?
この動画を見る限り、加害車両が画面内に入る前からの映像が残っていますので、この被害車両のアルファードの方は常時録画タイプの駐車監視を行っていたものと見受けられます。
または、衝撃前後の映像を切り取ってイベントロックするタイプのドラレコかも知れません。
※イベントロックの音が聞こえないので消しているのでしょうか?
この映像では衝撃の5秒以上前の状況が映っており、その後10秒以上の映像の記録されています。
このような録画方式を採用している製品はコムテックに多く見られ、それが従前から私が同社の製品をおすすめして来た大きな理由のひとつでもあります。

動体検知対応のドラレコの場合でも、衝突前・衝突後の映像は映る筈ですが、車が画面内に入って来てからの検知となる為、そこそこスピードが乗った状態で突っ込んで来られた場合には、衝突の直前からしか映らない可能性もあります。
このケースの場合には、加害車両が逃走するシーンでの検知もあるとは思いますので、逃げる車のリア側のナンバーは動体検知で捉える事が出来る可能性が高いです。
5fps程度のタイムラプスモード有効
当て逃げの一部始終を捉える際に最も強い録画方式は「常時録画」ですが、この方式はmicroSDカードの容量を喰いまくりますので、長時間の駐車監視を行う場合には問題の映像が上書きされてしまう可能性もあります。
そこで重宝するのが3~10fps程度のそこそこ高フレームで録画を行うタイムラプスモードです。
当て逃げ対策として考える場合には、1秒当たり3~10コマ程度の撮影回数で充分ですし、常時録画モードと比べてデータサイズが1/3~1/10程度に抑えられる為に上書きされにくいのが最大のメリットとなります。
この辺りの録画モードはVANTRUEやVIOFOなどの中国系のドラレコメーカーで多く見られる方式です。
特に、2カメラドラレコでは映らないドアパンチも、3カメラ以上のモデルであれば映る可能性が高くなります。
ガチで当て逃げに備える場合には、3カメラ以上のドラレコが理想ですね。



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