※2018年4月22日更新~コペンでの使用感を追記しました。

「スマート・ルームミラー」と言えば、日産が開発した車両後方のスポイラー下にカメラを設置してルームミラーに出力するシステムとして4年位前に話題になりましたが、設置位置によっては雨の日の良好な後方視界や補正機能による肉眼を超える視界など、通常のルームミラーよりも随分と高い機能性を備えているようです。

これだけ機能性が高いものであれば後付けのスマートルームミラー的な製品が溢れていてもおかしくないのですが、最近まではこのような製品を見つける事は出来ませんでした。

なお、東京オートサロンなどの展示会で液晶モニターなどを扱っているメーカーさんなどに「スマートルームミラー的な製品を今後発売する計画はないのか?」と聞いて回っているのですが、前向きな答えを頂けたメーカーさんは一つもありません。(笑)

どうも、こう言った世の中に出回っていない製品を一から作るとなるとかなりの開発費が掛かるようで、自動車メーカーのOEM調達先などにならない限り、開発は難しいようです。

パナソニックはOEMで「電子インナーミラー」の製造を開始

因みにパナソニックは昨年10月にトヨタ車や欧州車などのOEM製品として「電子インナーミラー」なるもの生産を開始したようです。

https://news.panasonic.com/jp/press/data/2017/09/jn170925-2/jn170925-2.html

パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、スペインの自動車部品・システムサプライヤーであるフィコサ・インターナショナルS.A.(以下、フィコサ社)と初の協業開発製品である「電子インナーミラー」の量産出荷を2017年9月より開始します。

あれだけの資本力と販路のあるパナソニックですら…と言うよりもだからこそなのかも知れませんが、一般ユーザー向けにはこう言った後付けパーツは販売せず、あくまでも自動車メーカー向けのOEM生産という事なので、開発にはなかなかハードルが高い代物であると再認識しておりました。

…が!

ついに来た!後付けスマートルームミラー+2カメラドラレコ AUTO・VOX「X1」

AUTO・VOXの「X1」はどうやら2018年の2~3月にかけて各国のAmazonで販売が開始されたようですが、スマートルームミラーだけでなく、前後2カメラのドライブレコーダー機能、更に設置場所によってはバックカメラとしても機能するのではないかと言う、現状のこの手のカテゴリーの市場の中では神がかっている機能性を備えているようです。

 

AUTO・VOXはもともと欧州系のメーカーのOEM生産を続けてきた会社なのでかなりの生産ロットが集まったからなのかは分かりませんが、筐体を見る限り非常のオリジナリティの高い製品である事が窺えます。

「X1」は、2カメラのドライブレコーダーでもあるのですが、個人的にはそれよりも今まで探しても見つからなかった後付け「スマートルームミラー」でる事の方が重要なポイントであると感じています。

従って、ドラレコとしてのスペックよりも「スマートルームミラー」としての機能性の方が気になりますね。

「スマートルームミラー」としての「X1」のスペック

この「X1」は、発売されて間もないからなのか、AUTO・VOXの製品紹介ページには今のところ掲載されていません。

従って機能面の詳細に関しては不明となっていますが、現時点で判明しているのは以下の点のみです。

◆ルームミラーに出力されている映像を上下左右に調節可能(拡縮はないよう)

カメラのステーはプレート状になっているようですので、後方のナンバープレートに挟み込む方式かのかと思います。

一つ懸念されるのがおそらく映像の拡大や縮小の機能がなさそうなので、後方の視野角が通常のミラーを使用した場合よりも狭くなる、または広くなりすぎて距離感がつかめなくなる可能性がある点です。

まあ、パナソニックの「電子インナーミラー」もルームミラーよりも広い範囲が映る(小さく映る)仕様となっている為、多少広い分にはメリットが大きいかと思いますが、広すぎるのも問題ですね。

こちらの動画を見る限りミラーに映る視野角は広くはなさそうですが、夜間の補正がかなり強めに効いている感じがします。

 

 

バックカメラとしては使い勝手が悪いかも知れない

おそらくではあるのですが、「X1」はギアをバックに入れた時に自動で映像がバックカメラ用に下方に切り替わる様な仕様ではなく、手動で映像の位置を調節するものではないかと思われます。(自動で切り替わるのであれば素晴らしいが)

運用の手順を考えると、バックの際に映像を調整、出発の際に走行用に調整するという流れになりそうです。

従ってバックカメラとしての使い勝手はイマイチという事になりますね。

ドライブレコーダーとしての性能・機能は未知数だが

ドライブレコーダーとしてのスペックも詳細が不明となっており、前後対角140°、フロント解像度1296フルHD?、リアが720Pと記載があります。

アマゾン商品説明

前後同時録画:走行時、大事な瞬間を逃さないため、前後同時録画機能搭載しております。140度のフルHD 1296フロントカメラとF1.5、720pのIP68防水構造のAHDリアカメラで、滑らかに撮影でき、夜間や曇雨天でも鮮明に記録できます。

GPS内蔵で安全運転支援警報あり、フレームレートの記載はなし、駐車監視についても対応は不明です。

まあ、おそらく他のAUTO・VOXのモデルを見る限り録画視野角はそこそこ広く、精細感や明るさも標準以上であると予測されますので、ドライブレコーダーとしてもハズレではないでしょう。

「X1」の実機レビュー

手元に現物が届いたので取り付けと試運転のみ実施しましたが、機能が多彩なので使い倒すには時間が掛かりそうです。

とりあえず現時点で新たに判明したポイントは

①リアカメラの映像はリバース信号に連動して自動で縮尺が切り替わり、予め設定したバックカメラ用に撮影範囲となる。(バックの度に操作しなくても良い)

②リアカメラには123万画素のSONY IMX225が使用されている。

③モニターの解像度は説明書などに記載されていない。

の3点です。

 

今の段階ではドライブレコーダーとしての機能は全くテストしていませんが、ルームミラー機能についてはかなり素晴らしのではないか…と感じています。(特に夜間)

おそらくこれは下の画像を見て頂ければ伝わるかと。

一番のネックはやはり車種ごとの取り付け位置と取り付け方法ではないかと感じていますが、今回はアルファードのリアスポイラー下に設置しています。

しっかりした評価が現段階では出来ませんし、レビューも長くなりそうですのでセット内容と取り付け事例から記載しておきます。

セット内容と各パーツの特徴

セット内容については、ミラー本体、シガーケーブル、ゴムバンド、GPS受信機、リアカメラ、リアカメラケーブル、クロス1枚となっています。

リアカメラケーブルについては、miniUSBがドラレコからの電源供給とリアカメラの映像送信用、赤ケーブルはリバース信号取り出し用となります。(リバース信号検知時のみ、バックカメラ用の映像に切り替わります)

リアカメラに関してはカメラ裏とステーの裏表に両面テープが貼ってあります。

なお、ステーとカメラ部分は両側からネジで挟み込んで固定してあるた為、ネジを外せば分離可能ですし、ネジを緩めれば90°くらいの角度の調整範囲があります。

操作ボタンについては、ミラー下部に電源ボタンがあるだけで、それ以外の操作は全てタッチパネルとなります。

ミラー上部には電源用miniUSBポート、microSDスロット、リアカメラ用miniUSBポート、GPSポートがありますが、コネクタ端子が全てL字の為、microSDカードは電源ケーブルを抜かないと出し入れ出来ません。

取り付け方法

アルファードの場合には以下の位置が純正のバックカメラ取り付け位置となっており、現状はパイオニアのバックカメラがはまっています。

まあ、純正バックカメラがなかったとしても、ステーを共締めするナンバープレートのボルトが後退等の真下なので、ホームセンターなどで別のステーを買ってきて横に逃がさないと付きませんね。

そもそもスマートルームミラー機能を優先するのであれば、下から見上げるよりも上から見下ろした方が視認性が良くなるので、とりあえずリアスポ下に仮留めする事にしました。

ウィンドウォッシャー液の噴出口の左右にボルトが2本挿さっているので、最終的にはその位置が良そうですが、ステーを加工しないと付きません。

他の車でもテストしようかと思っているので、今回はステーの両面テープのみでスポイラー下に仮留めしています。

※天地に関しては改めテストした結果、カメラの両面テープ側を上にしないと出力される映像が天地逆になるようです。

もう少し奥に引っ込めないと保安基準に引っ掛かるのではないかと言う気がします。

かなり適当ですが、配線をクランパーで固定して車内に引き込み、マット下を通してフロント側に持っていきます。

なお、通常だとバック信号線と「X1」の赤いケーブルを接続しますが、アルファードの場合にはかなりの数のパネルを外す必要があるので、今回は外部電源「UPS300」からバックカメラ用の信号を送る事にしました。(「UPS300」のスイッチを入れるとバックカメラ映像に切り替わるようにした)

■ 30系アルファード バックカメラの取り付け方法

 

フロント側に関してはゴムバンドで純正ミラーに固定するだけです。(ゴムバンドは2セット付属しますが、ヘアゴムなどでも代用は出来そう)

カメラ部分がスライド式になっているので、左側に引き出さないとミラーにハマりませんでした。

ルームミラーとしての使用感

使用感についてまずルームミラーとしてですが、液晶の解像度が不明である事から具体的な数値で表現は出来ませんが、純正のルームミラーから初めて変更した際には若干ドットの粗さを感じました。(慣れると特に何とも思わない)

また、リアカメラのフレームレートは出力ファイルの方が25fpsとなっていますので、おそらく撮影も25fpsかと思うのですが、ややカクツキがあるように感じられました。(こちらも慣れるとあまり感じなくなる)

走行時に関してはそれほど反射や白つぶれは気にならないのですが、リアウィンドウが鏡面に映る角度に設定するとかなり反射がきつくなるので見易い向きへの角度調整が必要です。

昼間の見え方

角度によってはこのような形で後方が表面に映り込みます。

※ドライブレコーダーも兼ねているので、複数のドライバーが使用する場合にはカメラの調整がちと厄介かも知れません。

角度を調整すれば、昼間の走行時は大体以下のような見え方になります。

視野角については平面鏡の純正ミラーに比べてかなり広くなる為、広範囲の状況は認識し易いですが、慣れるまで距離感がつかめなくなるかも知れません。(後続車が遠くに見えるが意外と近くにいる)

※30系アルファードのサイドミラーよりも後続車は小さく映ります。

【着座位置から見た純正ミラー】

【AUTO・VOX X1】

赤枠の中が純正ミラーなので距離感がかなり異なる事がお分かりいただけるでしょう。

因みに後ろの車との距離は、駐車枠1台分+通路です。(おそらく11~12m程度)

【リアカメラの動画】

視野角が広いので状況は非常に把握し易いのですが、距離感には注意したいところです。(サイドミラーよりも小さいですからね)

白つぶれについては屋内駐車場などでは結構出ますが、上の方はスマホで撮影した画像なので、スマホのダイナミックレンジの関係でさらに強く出ています。

実際にはリアカメラの動画の方の見え方に近いかと思います。(それでもそこそこ出ますね)

ただし、普通に走っている分には今のところはそこまで気になりません。

夜間の見え方

夜間に関しては改善出来れば良いなと感じる部分はあるものの、純正ミラーに比べるとかなり明るく映りますので視認性は非常に良いと思います。

動画を見て頂くと分かると思いますが、後方の小さい光は拡大、近づいてくると絞る感じになっていますね。

【以下D6 PROでX1を撮影】

 

純正ミラーで見ると真っ暗にちかいところでは高感度ノイズが入ってきますが、もともとかなり暗いところなので純正ミラーよりは全然見易く感じました。

普通のドラレコだとこんな風に映るところです。(真っ暗ですが…)

バックカメラへの切り替え

操作方法については、デフォルトの状態ではフロントカメラの映像が出力されますが、タッチパネルのカメラ切り替えボタンを押す事でルームミラーとして後方の映像に切り替わります。

基本はエンジンをオフにしても、次回の起動では電源オフ時のカメラ設定が維持されますが、時々フロントカメラに戻る事があります。(内蔵の電池の充電状態の問題なのか分かりませんが)

また、リバース信号を検知している間は、バックカメラの映像に切り替わりますが、ルームミラー用の映像とバックカメラ用の映像は視野角が異なり、バックカメラ映像については指定した高さでの拡大表示となります。(この設定は保持されている)

スマートルームミラー機能に関しては、単体で見た場合かなり優秀かと思います。

強いて課題を挙げるなら、夜間の明るさを落とさずに逆光補正をもう少し強烈になればさらに良くなりますし、映像の拡縮が出来ると良いと感じますが、初号機モデルとしては非常に良くできている感じました。

ドラレコとバックカメラ機能がなければ発生しない問題点もありますが、その問題点については以降の項目で説明します。

バックカメラのとしての使用感

この部分がこの製品…と言うよりこのカテゴリー全体の問題点かと思うのですが、スマートルームミラー的な使い方を想定した場合には、カメラは上の方に取り付け、浅い角度で下を見下ろすように撮影する事になろうかと思います。

ただ、通常の純正設定のバックカメラは以下のようにリアバンパーの端が映るように設置されているのが普通かと思います。

この見え方の方が距離感がつかみやすく、地面が映っていますので後方に子供や動物などがいない事も確認が容易です。

「X1」についてもバックカメラの映像を一定の幅で上下に調整する事は出来るのでが、流石にバンパーが映る位置まで下げてしまうと、ドライブレコーダーとしてはともかくスマートルームミラー的な機能は果たせなくなってしまいます。

スマートルームミラー的な機能を優先すると、後退時は以下のような見え方になり、距離感が全く掴めなくなります。

足元が映らないのでバックカメラとしての役割は果たせないかと思います。

ただ、今回はアルファードのリアスポ下(およそ地上から1900mm)に設置していますので、車種や設置位置によってはどうにかバックカメラ的な機能も果たせるケースもあるのかも知れません。(後日コペンとランエボ10でテストしてみます)

まあ、おそらくこの手のミラーの恩恵が最も大きいのはミニバンだと思いますし、私はアルファードにナビと合わせてバックカメラを後付けしたのですが、バックカメラのない状態だと後方の感覚が全く掴めず難儀した覚えがあります。

ミニバンの場合には「X1」とは別にバンパーが映るバックカメラを別途設置した方が良いように思えますね。

ドライブレコーダーとしての使用感

「X1」のドライブレコーダーとしてのスペックは以下の表の通りとなります。

AUTO・VOX
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
X1

18.03発売?
参考価格 18.04.17
26,890円
amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
フロント:2304×1296/27.5ps
リア:1280×720/25fps
フロントのみLED信号対応
リアは東日本で同期
フロント:水平120°
リア:85°
付属なし
最大32GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPS外付
駐車監視モード
衝撃検知
自動起動
専用ケーブルなし
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

フロントカメラの録画視野角は水平120°とかなり広め、リアカメラは85°と狭いのが特徴です。

なお、リアカメラのフレームレートは25fpsですので、東日本のLED信号と同期しますが後方なので問題はないかと思います。(実際に同期した)

※同期についてはこちらで確認できたのは1秒の消灯ですが、電力周波数には+-0.2Hz程度の誤差がある為、誤差が少ないケースでは長く消灯するかも知れません。

画質については夜間の状況証拠特化型

テスト車両のアルファードにはサイバーナビのカメラが付いており、ちょうど「X1」のレンズの目の前に来てしまう為、今回は「X1」を逆さに取り付けて撮影し、動画を編集で回転させています。

普通につけると一番良いところがカメラに隠れてしまいますので。

フロントカメラは解像度が「2304×1296」ではありますが、コントラストが弱めでナンバーの読み取り精度は標準よりもやや落ちるという印象です。

逆光補正についてもHDR補正は掛けていない為、やや白つぶれが強くでますね。

まあ、その方が屋根付き駐車場などでは明るく映りますが。

夜間に関してはおそらくコムテックの「HDR-751G」やAUKEYの「DR02」と大差ないくらいに明るいです。

フロントカメラのF値は2.2なのでレンズ自体は明るい方ではないのですが、CMOSセンサーは台湾の「soi」というメーカーの400万画素「JX-F22」というものが使用されています。

メーカーもCMOSセンサーも聞きなれない名前ですが、大分前にアメリカのOmnivisionが出資しているような記事を見かけたので業界の知名度的にはそこまで低くはないのかも知れません。

HDR補正を掛けていないのでヘッドライトが当たったナンバーは白つぶれし易いですが、状況証拠の確保には特化しているかと思います。

 

一方でリアカメラの方ですが、録画視野角が85°と狭く、解像度もHDの為、ナンバー認識精度も高くありません。(停車状態でどうにか判別できる感じ)

【AUTO・VOX X1】

【CELLSTAR・CSD-610FHR】

なお、セルスターのCSD-610FHRについてはフルハイビジョンですが動画のにじみが強く出る為、FHDモデルの中では精細感は低いです。

ただ、一方で夜間の明るさ関してはSTARVIS搭載のユピテル「SN-SV70c」と同等以上の明るさを確保しており、夜間超特化型と言えそうな特性です。(明るさそのものには正直ビビりました…その分捨ててるところもあると思いますが)

弱い光を極限まで増幅して、強い光はそれなりに絞っているという印象ですので、状況証拠を考える上での見え方としてはかなり優秀かと思います。(そもそもそうでなければスマートルームミラー的な役割は果たせませんが)

因みにリアカメラのレンズはF値1.5、CMOSセンサーは125万画素のSONY IMX225となっています。

カメラを車外に設置する事から、スモークの影響を受けないという点も明るさの一因かとは思いますが、ちょっと目から鱗が落ちた感じです。

前後録画のドライブレコーダーとしては特に夜間の状況証拠特化型と言えそうですね。

 

 

 

駐車監視について

駐車監視については衝撃検知となっており、専用のケーブルが必要と説明書に記載がありますが、どのケーブルが対応するのかは不明です。

端子の形状がminiUSBとなっている為、常時給電を行う以下のタイプかも知れません。

 

本体の設定では駐車監視オフ・低・高の3通りとなっており、ケーブルは2芯ですので常時録画を継続するタイプのような気がします。

なお、モバイルバッテリーからの駆動では、出力不足からかリアカメラが起動しなかったり、フロントカメラの動作も不安定になりました。

※ケーブルの問題もあるかも知れませんが、消費電力が大きそうなので電圧・出力の問題でモバイルバッテリーでの駆動には不向きかと思います。

純正シガーケーブルを使用しての「UPS300」のバックアップ電源からの駆動は問題はありませんでしたが、駆動時間は未測定。

専用ビュワーについて

専用ビュワーは本機でmicroSDカードをフォーマットするとPCへのインストーラーがカード内に作成されます。

使い勝手などについては特筆すべきような点はありませんが、ウィンドウの拡縮が出来ないのでその部分が気になる程度です。

※フロントリアの連動再生は出来ません。

【以下1920×1080ディスプレイでの展開】

ウィンドウの最大化タブを押すと、動画が全画面表示になります。

なお、GPSアンテナを接続すると「X1」のスクリーンに方位計が表示されるのですが、常に明後日の方向にNが向いています。

この状態でもビュワーでは正しい進行方位が表示されていましたので、ドラレコ側のソフトウェアの問題かと思いますが、正確に表示できないなら、ない方がマシだと思う機能ですね。(笑)

コペンでの使用感について

引き続きミニバン以外の車両でもテストを行いました。

コペンの場合には通常通りナンバーを固定しているボルトと共締めが可能で、取り付けは簡単でした。

車両の低い位置に設置した場合のスマートルームミラーとしての見え方が気になる部分でしたが、慣れてしまえば特に見にくいと言う事もありませんでした。

ただ、アルファードと比べると車内の広さに対して窓やガラス部分が多い為、反射がきつくなる場面が多くなります。

ルーフを開放して陽射しを入れるとかなりヤバいです。

後日、反射防止フィルムなどを貼ってみようと思いますが、オープンカーでの運用は厳しそうですね。

 

なお、バックカメラとしての運用に関しては、リアバンパーは映ってはいないものの、カメラの位置が相当低い為、距離感は比較的つかみ易くなっています。

夜間に関しては後続車両のヘッドライトが近くなり、正面から照射される為、ライトの明かりがかなり大きく見えます。(光軸が少しでもズレてるとそうでもないのですが)

※眩しさはそれほど感じません

 

なお、リアバンパー下に設置した場合には後続車両とカメラとの距離が近くなる為、ナンバーは認識し易くなります。

 

「X1」の総評

「X1」は希少なスマートルームミラー+2カメラドラレコ+バックカメラの機能を一体化したモデルとしては、AUTO・VOXの処女作となります。

あまりにも機能を詰め込み過ぎている為、器用貧乏に終わる可能性もあると考えていましたが、それぞれの機能ともにかなり良く出来ており、総合評価としては非常に高くなります。

各機能のまとめ

各機能の特筆すべきポイントをまとめると以下の通りとなります。

スマートルームミラー機能

  • 液晶の解像度の粗さについては満点ではないが、慣れるとさほど気にならない
  • 液晶表面がグレアタイプである為、状況によっては反射がきつくなる事がある
  • 視野角が広い為、広範囲の状況の認識が可能であるが、慣れるまで距離感がつかみにくい
  • 取り付け位置は上部が理想だが、バンパー下に設置しても大きな問題は感じなかった
  • バンパー下に設置した場合、後続車両から至近距離でヘッドライトを照射されるとライト回りが広範囲に白くなる
  • 昼間は屋根付き駐車場などに入ると白つぶれする場合があるが、そこまで大きな問題とは感じなかった
  • 低照度カメラにより、夜間は肉眼よりもはるかに明るく見える(自転車やバイク、歩行者などが把握し易い)

バックカメラ機能

  • リアスポイラー下などの高い位置に設置すると後方の距離感がつかみにくい
  • リアバンパー下などに設置すれば、通常の後付けバックカメラと変わらず、距離感がつかみやすくなる

ドライブレコーダー機能

  • フロントカメラは非常に明るめで録画視野角もかなり広い方である
  • リアカメラは録画視野角は狭いが、低照度カメラにより明るさはSTRAVIS対応モデルとの差はない
  • 精細感は前後ともに高い方ではない

運用面での問題点など

運用面に関してはドライバーが固定される車に関しては特に問題はないかと思うのですが、家族で使用する車の場合には液晶の反射の問題でドライバーによってはミラーの角度を調整する必要が出てきます。

その際にフロントカメラの向きの調整も必要となりますので、ちょっと面倒がも知れません。

※ノングレアフィルムなどの貼り付けでどこまで軽減されるかが気になります。

また、取り付けに関してはリアバンパー下への設置は特に問題は感じませんでしたが、リアスポイラー下などに設置する場合にはそれなりの技術や工夫が必要となるでしょう。(本来はナンバープレートを固定しているボルトに共締めする事を前提としています)

 

という訳で、液晶をノングレアにして、リアカメラの補正を強めれば満点に近い出来になりますね。

ただし、現状のままでも充分使い勝手は良いですし、競合となるようなモデルもほとんどありませんので、個人的にはかなりおすすめ出来るモデルであると感じています。

 

 

(編集長 Omi)

■ カー用品の持ち込み取り付け店舗の探し方

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