みなさんは中古車を購入するとき、どんなポイントをチェックしますか?

価格はもちろん、外装や内装の傷、自動車の程度などは確実に自分の目で見て判断しておきたいポイントではないでしょうか?

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私も、中古車を購入しようと検討している友人や家族には、こうしたポイントを押さえるようにすすめています。

身の回りに自動車関係の知識のある友人、家族がいれば心強いですがそうではない人がほとんどですよね。

では、万が一中古車販売店で購入した自動車に「事故歴・修復歴があった」場合、あなたならどうしますか?

そのまま泣き寝入りするなんて悔しすぎますよね!!

では、実際にあったエピソードをいくつか紹介いたします。

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ハンドルが曲がっていく?!実際にあった保証例

全国展開している中古車販売店でトヨタMR-Sを購入したお客様がいました。

親子で来店し、お父様が、免許を取得した息子さんへ購入してあげるものでした。

その中古車販売店は、納車後の保証などは一切なく、追加料金を支払って保証を受けなければなりませんでしたが、このお客様は若い息子の乗る車であることから車両の保証をつけませんでした。

納車して数ヶ月経った頃、このお父様から連絡が入りました。

「購入した車のハンドルが、やたら左に切れっていってしまうから見てもらいたい」という内容でした。

通常であれば、納車してから数ヶ月経っていますし、保証も付けていないので義務もありませんが、この販売店はお客様の要望を受け入れました。

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販売店側が車を預かり整備したところ事故車であることが判明しました。

足まわりに事故による歪みがあり、そのせいでハンドルが曲がっていってしまったようです。

それはこのお客様が事故をしたような新しいものではなかったため、販売店は対応することに決めました。

このケースでは、いくら知らなかったとはいえ、事故車であることを購入者に告知せず販売したことが販売店側の過失となるため「返品・全額返金」または「無償で足回りの修理」を申し出たところ、お客様は「修理」を希望されたので、不備のある箇所を修理し、再度納車しなおしたと聞きました。

対応によっては大きなクレームになりかねない内容ですが、販売店側の対応が誠実だったことと、息子さんがその車を気に入ってしまっていたことが重なって和解で済んだようです。

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販売店は修復歴を購入者に告知する義務があります。

この義務を怠った場合、たとえ納車後であっても対応をするのが誠実な対応ではないでしょうか。

友人が経営する中古車店で購入後、事故車と判明…そんな時あなたならどうする?

マツダ ロードスターに乗っている後輩が、車を買い替えたいと相談してきました。

確か年式は当時で6年落ちだったと思います。

彼は学生で、どうしてもロードスターに乗りたいと両親に頼んで130万円で購入したそうです。

購入先はプライベートで付き合いのある先輩が勤める中古車販売店でした。

一年間ロードスターに乗りましたが、売却したお金で次の車が買いたいという彼の希望で、見積もりを出すことにしました。

その当時、彼のロードスターは100万円ほど値段が付きましたから、次の車もいろんな選択肢がありました。

しかし、結果から言うとロードスターは事故車で、しかも稀にみる大事故…右フロントフェンダーからリアクオーターまで鈑金修理されていました。

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ここまでひどい事故車だと相場は30万円といったところ…正直に彼に伝えると、やはり怒りが隠せないようでした。

信用していた先輩に、事故車を販売されて儲けられていたのですから、気持ちはわかります。

結局彼は35万円でロードスターを手放して、追い金を出してシルビアを購入しました。

彼は、販売してくれた先輩には手放したことだけを話し、それ以上は何も言わなかったそうです。

もちろん、お金を出してくれた両親はものすごくお怒りでした。

このケースであれば、事故車であることを隠していたことが問われ、1年経過していても130万円での返金を求めることができます。

ですが、知人から購入していた彼は、その後の付き合いを考えて泣き寝入りという形で終わりました。

事故車から新車へ…?販売担当者の神対応とは

これも私の知人の勤める中古車販売店での話です。

勤続年数10年以上、会社内でも非常に評判のいい男性スタッフが以前から付き合いのあるお客様にAudiを販売しました。

年数も浅く、車体の程度も極上、ほぼ新古車に近いものでした。

お客様は大変満足して購入していきました。しかし、納車から数週間後、購入したお客様がディーラーに整備に出したところ事故車であることが判明したそうです。

それを聞いたスタッフは大至急、販売したAudiを引き上げに向かいました。

通常であれば、返金対応で納得していただくのですが、男性スタッフは同じ車種、同じ程度のAudiを用意しますと約束してしまいました。

ですが、このAudiと同じものはそうそう中古車で出回っていません。

困った男性スタッフは社長に頼み込み決済をもらい、ディーラーで新車を注文。

自社の大赤字を背負って、事故車のAudiと新車のAudiを入れ替えました。

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スタッフと販売店の対応に満足したそのお客様は、今でも車の買い替えの際はこの中古車販売店を利用してくださるそうです。

本当に事故車と知らずに販売しているの?購入者のそぼくな疑問

今までの記事を読んでわかる通り、事故車・修復歴車と知らずに販売している場合がほとんどです。

でも、本当に知らずに販売したの?言い逃れではないの?なんて思ってしまう人もいるはずです。

ですが、本当に知らずに販売してしまっているのが現実です。

大手の中古車販売店は、本社内に【仕入れ部門】があり、仕入れ部門のスタッフがオートオークションで車を仕入れ、全国にある自社の店舗へ振り分けます。

そのため地方の販売店に勤める販売員はその車の情報をあまり知らされることがないのです。

また、個人経営の店舗であれば、自分たちでオートオークションに出向き、車を仕入れますが、このオークションの検査員が「事故車ではない」と判断し出品された場合、こちらは修復歴のない車として仕入れてしまいます。

悪質な場合だとオートオークションに勤務する検査員を買収し、修復歴のある車を「修復歴なし」と記載させて出品させる業者が存在するためです。

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こうした悪質な業者は、こうした事実が発覚するとその後のオートオークションへの立ち入りを禁止され、会員IDも没収されますが、あの手この手で新規のIDを作り再度オートオークションの会員になるため、いたちごっことなっています。

もしも、自分の愛車が事故車であることが判明したら、とても嫌な気分になるでしょうが購入した販売店へ一度相談してください。

もしかしたら、納車後にあなたが事故をして直したものではないか、気分の悪くなるような質問を受けるかもしれません。

ですが、納車以前の修復歴であることが証明されれば、販売店が誠意をもって対応してくれるはずです。

お互いに歩み寄って和解に近づけることが一番理想の解決策かもしれません。

(ライター:中古車査定士ryo)

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