得する中古車はこれだ!人気のファミリーカーのリセールバリュー

みなさんは、中古車を選ぶとき、何を基準に選びますか?

自分の予算の中で買える車種をピックアップして決める?欲しい車種があって、予算内で買えるものを探す?

中古車選びに正解はありません。欲しいもの、気に入ったものに出会えたら、それが正解になるからです。

しかし、中古車と言え、高額な買い物ですよね。

そこで今回は、自動車業界で働く「プロ」が本気で選んだであろう自家用車をいくつか紹介いたします。そこにはどんなメリットがあるのでしょうか?

illust592

中古車で得するってどういうこと?

自動車業界にいると、時と場合により短期間での買い替えをしなければならないことがあります。

それは1年であったり、3年であったり様々ですが、一般的な家庭よりも乗り替えの頻度はかなり高いです。

私で言うと、この4年間で6台の車種を乗り替えました。家族が増えたことで買い替えを余儀なくされたケースもありますし、仕事の都合でポンコツに乗らざるをえなかったケースもあります。

それでも、車種さえ押さえておけばポンコツであっても損失も少なく済みます。

18万円で買ったトヨタbBが6年後に7万円

例えば、私が選んだのはトヨタ・bB。発売当初からとても人気で、16年経った今でも初代bBはよく見かけますよね。そんな初代bBを18万円で買いました。

6年乗って、7万円で売却しました。減価償却分を考えれば、元は取れたかなと思います。

もう一つはトヨタ・ヴィッツ。こちらもモデルチェンジを繰り返して今でも根強い人気車種です。

13万円で買ったヴィッツが1年後に10万円

10年落ちのヴィッツを13万円で購入し、1年後に10万円で売れていきました。

こちらも損失はほぼありませんでした。

150万円で買ったアルファードが1年後に170万円

その次に選んだのは、トヨタ・アルファード。

7年落ちのものを150万円で購入しました。7年落ちとはいえ、理想的な装備がついており、期待に応えてくれる素晴らしい車でした。

1年乗って、売却した値段は170万円。…儲かってしまいました。

gatag-00011235

単純に売却した時期が良かっただけですが、新車ではこうはいきません。

自動車業界に入って、尊敬する上司に教えられたのは「自動車は『生もの』だ」ということ。

旬のものを見分けて、新鮮なうちに売りさばいて利益の出るものと、熟成させると旨味が増して利益の出るものがあります。

旬の過ぎたものや、賞味期限の切れたものには需要はありません。

また、1年くらいのスパンで売買をするのは、株にも似たところがあるでしょうか。

その車種が1年後にどのくらいの相場になっているかを見越して購入するのです。

「現行モデルが大好き」「新車に乗るのがステータス!」というような人には理解されないでしょうが、中古車にはこうした損の少ない車種もたくさんあるのです。

価値が落ちないのはどんな車?どんな色?

なんだかんだ言っても、一般のユーザーさんにはわかりにくいかもしれません。

素人の人に、その車の1年後を想像しろ、なんて無理な話です。そんなときは、販売しているプロに聞いてしまえばいいんです。

私の周りには、敏腕営業マンがたくさんいました。私も彼らから学んだことは本当に数多く、それぞれ尊敬しています。

私と年齢もさほど変わらないある営業マンは、お客様に車を販売するときには絶対にボディカラーは「黒」「パール」「ブラウン」をおすすめしていました。

l_074

理由は、買い替えになったとき、下取り金額が高くなるからです。

やはり、人気のカラーは査定金額に差が出ます。そのお客様が車を手放すときのことまで考えて商談をするのです。

数年後に買い替えを検討した時、下取り金額が高額であれば、代替えの可能性もグッとアップしますからね。

そんな彼が当時乗っていたのは、トヨタ・アリオン。

「え、ファミリーカーじゃん!」と思った人も多いかもしれません。

そうなのです。値減りの少ない車種というのは、日本の場合、海外で需要のある車種なのです。

その時の情勢にもよりますが、主に海外へ輸出されるのは人気のファミリーカーであることがほとんどです。

094-ship-delivery_free_image

そして、海外で人気があるのは白やシルバーのような色目ではなく、黒やパール、ブラウン、ゴールドなどのボディカラーなのです。

実は自分の愛車が「お宝」だった!世界情勢と日本車

日本の車と言えば、その丈夫さで世界中から愛されていますよね。

走行距離10万キロでもお構いなしに走るタフさ、充実の装備が人気の理由です。

この人気は、世界情勢にもかかわることがあります。

数年前、中東のある国で内紛が起こりました。そのとき、国の上層部の人間の送迎に使用されたのがトヨタ・ハイエースでした。しかも、平成初期の年式のものでした。

当時の日本国内での平成初期のハイエースの相場は30万円前後。この内紛で、中東にハイエースが数百台輸出されることになり、相場が上昇、130万円で売買されるハイエースもありました。

この時、売却した人は、相当利益があったと思います。

中古車だからこそある「面白さ」

新車を購入する人から見ると「どうして中古車を買わないのか」「中古車しか購入できない事情がある」と思う人もいるかもしれません。

でも、中古車には中古車のいいところがたくさんあるのです。

次回は、どうして日本車が人気なのかを詳しく紹介いたします。

(ライター:中古車査定士ryo)

■ 中古車査定士が教える「買取り額をアップさせる為に絶対に!押さえておきたい3つのポイント」

コメント

タイトルとURLをコピーしました