2016年4月20日に発覚した三菱自動車の燃費偽装問題。対象車種は三菱自動車の販売しているekワゴン、ekスポーツ、さらにOEMとして日産自動車に供給しているデイズ、デイズルークスの4車種です。

日産自動車のデイズに至っては、軽自動車販売台数の上位に毎年ランキングされるほどの人気車種で、ユーザーも驚きが隠せません。

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4月20日に報道されたこの内容を受けて、なんと三菱自動車の4月度の軽自動車販売台数は前年の45%減、日産自動車においては前年比51%減というシビアな結果が出てしまいました。

では、中古車はどうなのでしょうか?三菱 ekワゴン、日産 デイズの価格や販売に影響はあるのでしょうか?

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三菱自動車の不正発覚のその後…中古車の流れは?

今回の報道はそもそも、三菱自動車が国土交通省に申告している燃費よりも実際には5~10%減るというものでした。

私たち自動車業界の人間からすると、あまり驚くような内容ではないのです。

というのも、みなさん、車を購入するときに、カタログって見たりしませんか?あとは、インターネットでウェブカタログを見たり。

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こうしたカタログに記載されている燃費って、ほとんどあてにならないのです。

なぜかと言うと、自動車メーカーは燃費をよく見せたがために、燃費が良くなるように走行したデータを持ってくるからです。

みなさんも経験はありませんか?旅行などの遠出で高速道路を一定の速度で走行していたら燃費が上がっていたこと。

それと同じで、そうした走行方法で燃費を伸ばしているので、実際にブレーキをよく使用して街乗りするとカタログ上の燃費よりも劣ってしまうのです。

ですが、一般のユーザーからすると「だまされた!」と思わずにはいられない内容だと思います。

この報道を受けてからの中古車業界の動きはというと、やはり少なからず影響はあります。

まず、4月初旬に90万円台だったekワゴンが、報道後4月末には75万円で落札されるなど、10万円前後相場が下がっていました。

「こんなニュースのあったあとだし、買い手がいないんじゃないの?」と思いがちですが、思ったよりもオートオークションでの成約率は高めでした。

これは「そんな偽装された自動車、買いたくないわ」と思う一般ユーザーの心理の反面、「価格が低くなった今が仕入れ時!」という業者ならではの思いがあるからなのです。

実際、中古車販売店は売れてる?偽装問題の軽自動車

正直、報道された4車種が敬遠されているのは間違いありません。

冒頭にも書いた通り、新車の販売率も50%減です。

新車でそれだけのデータが出ていますから、あえて問題の車種を中古車で購入希望するユーザーさんは少ないです。

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ですが、こうした偽装問題にはいずれ終わりが訪れますし、実際に次のモデルも製作されている途中です。

中古車販売店側としては、今、この問題で価格が落ちているときに安価で仕入れることができるので、ここぞとばかりに買い付けているという現状です。

また、少数ではありますが、こうした問題のある車に乗りたくない、と手放す人もいます。

ですが、買取店も非常に値段がつけにくいはずです。

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今、手放してしまうのは、ユーザーさんにとって損するのではないかと、私は思います。

燃費が10%劣るとどれくらいの差が出るの?

報道されていた内容では、申告されていた燃費は29.2km/lでした。

10%減であれば26.2km/lといったところでしょうか。

むむ?軽自動車で1リットル26km。

十分な数値ではないでしょうか?

他社販売の軽自動車のカタログ上燃費もこんなようなものです。

確かにだまされた感は拭い切れませんが、まずまずの燃費であることは間違いありません。

今後、しばらくはこの偽装問題に余波がありそうですが、もしも手ごろな軽自動車の購入を考えているならば、価格が下がっている今、この4車種を検討してみるのも「アリ」なのかもしれません。

(ライター:中古車査定士ryo)

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