関東随一の酷道「十石峠」を走る!

関東随一の「酷道」と言われている国道299号線、十石峠を長野方面から秩父方面へと抜けてみました。

どうしてもこの道を通ってみたかったという訳ではなく、ドライブレコーダーの西日本LED信号への対応を検証したくて長野に行くついでに、諏訪方面からメルヘン街道を走った後に成り行きで通ってみたという形です。

この299号線の十石峠は、関東ではドライブやバイクでのツーリング好きの人たちにとっては比較的有名な道路ではありますが、その有名である理由は、景色が綺麗であるとか、走っていて気持ちが良いなどの一般的なものではありません。

「国道299号」などの検索キーワードで、このページを訪れている方はその辺りは充分ご存知だと思いますし、あまり説明は必要ないかも知れませんね。

むしろ知りたいのは走ってみた感想というところだと思いますので、個人的な主観をもとに十石峠を越えてみた感想を中心に述べていきます。

十石峠はおよそ18km程度

そもそも十石峠を「酷道」と感じるかどうかは、個々のドライバーの主観に過ぎませんので、私個人のドライバーとしての経歴や考え方などを先に述べておこうと思います。

まずは車歴から説明すると、運転歴は24年、19歳で免許を取得して乗ってきた車が「EG6シビック」「R32スカイライン」「R33スカイライン」「ノア」「エルグランド」「ランエボX」となります。

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子供の成長に合わせて10年以上ミニバンに乗っていた時期がありますが、ミニバンを運転するのがあまりにも苦痛で、もともと大好きだったは筈の車を運転する事自体が苦痛になってしまい、「ランエボX」に乗り換えた経緯があります。

若い頃はカーナビなどありませんでし、ネットでの情報収集も出来ない時代でしたので、勘と地図を頼りに、事前情報ゼロで車が1台ギリギリ通れるような峠道を越えてみたりしたこともありましたが、それは昔の話で、今では車がすれ違えないような狭い道は大の苦手です。

従って「車がすれ違う事が出来ない」区間があり、かつその区間で対向車が来てしまった場合、どちらかが急勾配と急カーブの狭い道をバックして道を譲らなければならない状況に陥る危険性があるならば、それは私の基準の中では立派な「酷道」になります。

 

十石峠において「車がすれ違う事が出来ない」区間が断続的に存在するのは、「乙女の滝」から県道45号線と交わるおよそ18kmの行程です。

特に山頂に近い以下のエリアがそういった区間が多く、その区間を超えてしまえばその場でどちらかが停車しただけですれ違える区間が増えてきます。

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全行程でおよそ18km、通過に要した時間は35分程度でしたが、その間にすれ違った対向車は僅かに6~7台程度です。

これが晴れた土曜日の15~16時の間である事を考えると、平日なら更に交通量は減ると思います。

また、確かにどちらかがバックして急勾配と急カーブの狭い道を引き返さなければならないような場所もなくはないですが、これはほんの数か所だけですし、この交通量の少なさを考えれば、そんな場所で対向車と遭遇するのは極めて低い確率となります。

もし出会ってしまったら余程運が悪かったと諦められるレベルです。

以下に5倍速の全行程の動画を上げていますので見て頂くと分かりますが、急カーブの手前にはほとんどの場所にカーブミラーが設置されていますので、対向車のドライバーがよほどぼーっとしていない限り、ドツボにハマって鬼バックを強いられる事はないでしょう。

 

もっと酷いのを想像していたが、結構快適に走る事が出来た

十石峠は関東随一の「酷道」として名高いだけに、実際に通る前にはもっと大変な悪路を想像していたのですが、ひょっとすると整備が進んだからなのか、意外と快適にドライブする事が出来ました。

過去の私の「酷道」の経験は、徳島県のあまり有名ではない峠道などが中心になっており、基本すれ違い不可で時々よける場所があったりなかったりという道が延々と続き、もしかしたら車が通れない場所があるかも知れない?という猜疑心を抱えながらのドライブでしたので、それに比べれば天と地の差があるような気がします。

十石峠は「酷道」と言われている為に、走ってみようか迷っている人もいると思いますが、迷って下調べするくらい準備に気を遣う人であれば、迷わず行っちゃっても大丈夫なコースだと思います。

春~秋にかけては木々の緑や紅葉に囲まれた中での爽快なドライブが楽しめますよ。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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