KKSANN「フルハイビジョン ビデオカメラ」の評価、レビュー

KKSANNというおそらく中国メーカーのデジタルビデオカメラを購入したのでレビュー報告です。

そもそもなぜビデオカメラなぞを買う気になったかというと、レーダー探知機やカーナビの動作状況など、走行中の車内の動画を撮影したかったからです。

ビデオカメラは2009年モデルの今は亡きビクター(現JVCケンウッド)の「GZ-MG35」を何年か使用し、ここ数年は一眼レフであったり、デジカメの動画撮影機能を使用しており、「GZ-MG35」はもっぱら仕事で年に何回か使用するだけになっていました。

目的が車内の動画の撮影で、そこまで高画質なものは不要だったので「GZ-MG35」でも用は足せていたのですが、バッテリーの劣化が半端なく、20分くらいで電源が落ちるようになってしまったので安いものに買い替える事にしました。

KKSANN フルハイビジョン ビデオカメラのスペック

「KKSANN フルハイビジョン ビデオカメラ」のAmazon販売ページ記載の主要スペックは以下の通りです。

・解像度 1920×1080 20fps

1280×720   30fps

640×480 30fps

320×240 30fps

・デジタルズーム 4倍

・記録メディア SDカード~32GB

・タッチパネル

※「フルHD 1920*1080Pの解像度で鮮明&きめ細かく写せます」と書いてますね。

 

一方でビクターの「GZ-MG35」のスペックは以下の通りとなっています。

・解像度 1280×720   30fps

352×240

・光学ズーム 35倍

・デジタルズーム ~22倍

・記録メディア HDD~30GB&microSDカード

KKSANN フルハイビジョン ビデオカメラのデザインと付属品

「KKSANN フルハイビジョン ビデオカメラ」には、本体の他にポーチとリモコン、miniHDMIケーブル、RCAケーブル、充電アダプター、USBケーブルが付属しています。

素材はかなり安っぽいですが、小振りでデサイン的には特に可もなく不可もなくという印象です。

「GZ-MG35」に比べると若干大きい程度なので、サイズ的には合格点でしょう。

なお、背面に充電コネクタがあり、充電しながら撮影も出来ますので、電力的な部分では比較的余裕があります。

ただし、普通のビデオカメラはスイッチでレンズカバーの開閉を行いますが、このビデオカメラにはレンズカバーそのものがありません(笑)

よもやこれは想定してなかったですね。

液晶もタッチパネルと書いてありますが、かなり感度の悪い感圧式ですので誤操作が多く使い物にはなりません。

まあ、かなり問題も多そうですが価格が価格なのでこんなもんでしょうか(笑)

なお、液晶パネルを開いて起動させると次のようなメッセージが表示されます。

「ちょっと待って…」もう少しマシな訳は思いつかなかったんですかね。

この辺りから、かなりの中華クオリティの香りがプンプンと漂ってきました。

まあ、動画さえまともに撮影出来れば良いんですよ。安いんだから。

「フルHD 1920*1080Pの解像度で鮮明&きめ細かく写せます」って書いてあるんだから、そこそこまともな動画は撮れるはずです。

KKSANN フルハイビジョン ビデオカメラの動画検証

気を取り直して肝心の動画を検証してみました。

結果は次の「GZ-MG35」との比較動画を見てもらうとわかると思います。

24fpsでフレームレートが低いのは分かるのですが、カメラの向きを動かした際のブレブレ感が半端なく頭が痛くなるレベルです。

手ぶれ補正がないのは分かりますが、まさかここまで酷い動画になるとは思っていませんでした(笑)

 

最近は1万円以下のドライブレコーダーでもかなり綺麗な動画が撮影出来ますので、怪しい中国製品とは言えそれなりの動画が撮影出来ると思っていたのですが、ドラレコほど量産しないビデオカメラの場合はまだまだとてつもない粗悪品が存在するという良い勉強になりました。

Amazonではかなり高評価になっているのですが、高評価をつけている人は一体どういう用途で購入したのか不思議でなりません。

運動会などで使用するとブレブレになっちゃうでしょうね。

今回の私の目的では全く役に立たず「KKSANN フルハイビジョン ビデオカメラは」典型的な安物買いの銭失いになりました。(笑)

結構良い勉強になったかなぁ…ビデオカメラは業界的にこんな感じなんですね。

 

これなら3万円くらいのパナソニックやケンウッド製のビデオカメラを買った方が良いですね。

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なお、miniUSBケーブルやRCAケーブル、充電用のUSBアダプター&ケーブルは使用出来ますので2000円くらいの価値はあったと感じています。(いっぱいあるから使わないけど)

とりあえず今回は車内のシガー電源を家庭用AC電源に変換できるケーブルを使用するとして、次にビデオカメラを買う時は6~7万円くらいの4Kの奴を買おうと思います。

しばらくは重たい一眼レフの動画機能を使うしかないですね。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

コメント

  1. 堀川 より:

    はじめまして!
    こちらの中華製のビデオカメラに興味があり拝見させて頂きました!

    これから動画撮影(焚火動画や川のせせらぎ等)に挑戦しようと思い、色々調べていました。

    動かす等せず、ずっとその場で撮影する場合このカメラはどうでしょうか?
    音声など(焚火のパチパチって音や川のせせらぎ音)も十分に満足して撮れそうでしょうか?

    お時間ある時で構わないのでご連絡頂ければ幸いです。
    それでは失礼致します。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      堀川様
      ドラレコ違って中華ビデオカメラは一言で言うとゴミ(笑)なので、安物買いの銭失いになりますよ。
      ビデオカメラは詳しくないですが、性能・機能がきれいに価格と比例している印象です。
      私は使用目的が一般の方と違うのでHDR対応のパナソニックの上位機種を使ってますが、映像や音声のクオリティも求めるならSONY製品を選んだが方が良いですし、私より遥かに詳しい方も多いと思いますので、そう言った方に聞かれた方が良いと思います。私は素人なので(笑)

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