トランセンドのドライブレコーダー 各モデルの特徴をまとめて説明

※2017年11月25更新~最新の情勢に合わせて記述を見直しました。

トランセンドはメモリーやSSD、HDD、デジタルオーディオプライヤーなどのマルチメディア製品を製造・販売している台湾のメーカーです。

ドライブレコーダーに関しては3~4年くらい前のドライブレコーダーがまだ一部のマニアにしか売れていなかった時代から日本市場に参入しています。

製品の品質ハードウェア性能・機能的にはなかなか良いとは思うのですが、基本的にはグローバルメーカーであり、日本市場へのローカライズの部分では市場参入からの年数を考えるとかなりヤル気のなさが感じられます。

大きいメーカーですし、ドライブレコーダー事業自体の重要性と日本市場に対する魅力をあまり感じていないように見受けられますね。

※いまだに西日本LED信号には非対応

エントリークラス

トランセンドのドライブレコーダー、エントリークラスは以下の3モデルです。

トランセンド
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
DrivePro 50
DrivePro 110DrivePro 200
17.05発売17.10発売14.03発売
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
1920×1080
西日本LED信号非対応
対角130°(レンズ)対角160°(レンズ)
30fps
-WDR
付属16GB
最大128GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPS非対応
WiFi対応(技適マークあり)-WiFi対応(技適マークあり)
駐車監視モード
-タイムラプス-
-手動-
専用ケーブルなし
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

何れもGPS非搭載で「DrivePro 50」はWiFi搭載で駐車監視なしのモデルです。

価格帯的には1万円弱でWiFi対応という部分が希少な構成とはなっているものの、サイズ的にはかなり大き目で、おそらく視野角もレンズ視野角が対角130°という事からかなり狭い部類に入ります。

おそらく録画視野角は水平90°程度ではないかと思われます。

 

「DrivePro 110」についてはWiFiは非対応である代わりに、タイムプラスモードを搭載していますが、専用の常時電源ケーブルの設定がない模様ですので、別途モバイルバッテリーなどの外部電源が必要になるかと思います。

またレンズ視野角は「DrivePro 50」と同様に対角130°の為、録画視野角もかなり狭くなりそうです。

 

「DrivePro 200」は2014年から販売されているモデルで、ロングランの人気モデルです。

駐車監視モードは搭載していないものの、コンパクトボディに1万円そこそこのリーズナブルな価格、レンズ視野角が対角160°と比較的広めなのが魅力です。

WiFiにも対応していますので、同じような価格帯ではAUTO VOXのD6 PRO辺りが競合モデルになりそうです。(いずれも西日本LED信号には対応せず)

■ 「AUTO VOX」WiFi対応ドライブレコーダー「D6 PRO」のレビュー、評価

スタンダード~ハイエンドクラス

トランセンドのドライブレコーダー、スタンダード~ハイエンドクラスは以下の2モデルです。

トランセンド
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
DrivePro 130
DrivePro 230
17.08?発売
参考価格 17.08.08
17,689円-
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
1920×1080
西日本LED信号非対応
水平110°
30fps
WDR
付属16GB
最大128GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPSなしGPS内蔵
WiFi対応WiFi(技適マークあり)
-安全運転支援機能
駐車監視モード
-動体検知orタイムラプス
-手動
専用ケーブルなし
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

「DrivePro 130/230」ともにハードウェアの構成的にはGPSの有無を除いて同様で、SONY Exmor CMOSセンサーを搭載し、水平110°程度の広めの録画視野角を確保しています。

昼夜ともに安定した明るさがポイントで画質面ではかなりクオリティが高いのですが、WiFiモデルであるにも関わらず、本体が大振りである・駐車監視の使い勝手が悪いなどの弱点も見受けられます。

■ トランセンド「DrivePro130」「DrivePro 230」のレビュー、評価

前後2カメラモデル

以下「DrivePro 520」はフルハイビジョンのメインカメラと、前後に回転可能なハイビジョンの赤外線付きサブカメラの2つのカメラを搭載した異色のモデルです。

トランセンド
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
DrivePro 520
15.11発売
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
メイン:1920×1080
サブ:1280×720
西日本LED信号非対応
メイン:対角130°(レンズ)
サブ:対角110°(レンズ)
30fps
WDR
付属32GB
最大128GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPS内蔵
WiFi対応(技適マークあり)
駐車監視モードなし
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

WiFi・GPS搭載でリアカメラの暗視機能など、機能面では多彩ですが、どちらかというとタクシーや教習車などの法人車両・または趣味でのドライブ動画の撮影をしたい人向けのモデルかなと感じますね。

トランセンドのドライブレコーダーのまとめ

トランセンドのドライブレコーダーは、WiFiの標準搭載が特徴的ではありますが、本体のサイズやデザインが大振りでWiFi搭載のメリットを生かせていないように感じます。

また、それぞれまずまずバランスの良いスペックにはなっているものの、2017年以降の日本国内のドライブレコーダー市場は広角化・高精細化が一気に進みましたので、ドライブレコーダーの基本性能の部分が他社に比べると弱いと感じます。

西日本LED信号には対応していませんので、西日本での使用もおすすめできません。

完全に日本市場のマーケティング不足という印象ですね。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ 完全版!ドライブレコーダー メニュー入口

■ 初心者必見!ドライブレコーダーを選ぶ上で押さえておきたい7つの重要なポイント

■ ドライブレコーダーの取り付け方法をまとめて解説

コメント

  1. カスタム より:

    DrivePro50という商品が液晶無しWi-Fi対応でリアへの設置に向いてるというレビューを見掛けたのですが、ブラケットを含めた縦方向の大きさが気になります。
    DrivePro100を少し小さくした感じのようですが、リアに設置した事はありますでしょうか?

    また、DrivePro230という製品が発表されていますがまだ日本では発売されていない(?)ようです。
    メーカーページを見てもスペック上は220と比較して劇的な違いが無さそうな気がするのですが、この商品をレビューする予定はございますか?

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      カスタム様

      トランセンド製品は一切使用した事がありませんが、DrivePro50はマウントの形状などからリアには向いていないタイプに見受けられます。

      DrivePro230は220とレンズとCMOSが異なりますので、全く別物のようです。(日本でもそのうち発売されると思います)

      おそらくSONYのExmorだと思いますが画質はかなり良いはずです。

      ただし、トランセンド製のドライブレコーダーは西日本LEDへの対応の有無が不明ですので、その点が気になりますね。

      また、視野角についても海外メーカーはレンズ視野角での表記が基本なので、録画視野角が極端に狭い事もあります。

      以前問い合わせた時に、日本で発売される時期になったらサンプルの貸し出しは可能との回答を頂いていますので、そのうちレビューは投稿できるかも知れません。

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