このページではドライブレコーダーを選ぼうと考えている方にはあまり関係のない部分を多く含むお話になるかも知れませんが、少し業界の裏っぽい部分も含めて私が何年かドライブレコーダー市場を観察してきて感じたことを差し支えない範囲でお伝えしようかと思います。(個人的な感想も含むので間違っていることもあるかも?)

何故こんな事を書く気になったかと言うと、今後は出所が良く分からないようなAmazonや楽天市場で販売されているドライブレコーダーも積極的に紹介して行こうかと考えているからです。

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ドライブレコーダーの価格は高いか安いか?

最近の日本のドライブレコーダー市場では、敢えて具体名は出しませんが大手有名メーカーのスタンダードな製品が1万円~1.5万円くらいで売られていますよね。

その一方で3~5千円くらいで売られているドライブレコーダーも世の中には存在します。

大手有名メーカーのドライブレコーダーが高いか安いかは、他の製品とスペックを見比べてどう感じるか?

つまり、1万5千円という価格そのものが高いという事ではなく、他社製品と比べて高いか安いか、という判断になるかと思います。

世の中の相場がある程度決まっていてそれに対する相対評価をしているという事ですね。

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ところで絶対的な価格としての1万5千円が高いか安いかと聞かれたらどうでしょう?

私は高いと感じます。

1,000円の昼食なら15回分、3,000円の飲み会代なら5回分ですから、1万5千円という金額は大きいと言うのが普通の人の感覚ではないでしょうか?

一方でアマゾンなどでは3,000~5,000円くらいで販売されているドライブレコーダーもあります。

私の知る限り、ドライブレコーダーが工場を出る段階での原価は、皆さんが考えるよりもずっとずっと安い筈です。(国内工場なのか海外工場なのかにもよりますが…)

ドライブレコーダーの価格はどのように決まるのか?

ドライブレコーダーの店頭価格は、最終的に小売店側が決めている事なのでその会社の経費率や必要な粗利益率によって変わってきます。

中にはAmazonのように利益率は捨てて売上高と粗利高を追及するような通販ショップもありますので、全てがこうであるとは言い切れませんが次のような傾向が強いです。

小売店が仕入れる原価が安ければ売価も安くなる

至極当たり前のことですが、小売店が安い原価で仕入れる事が出来れば店頭で商品を安く売ることが可能になります。

ここまでは当たり前なのですが、小売店の仕入先がどこであるか?というのが大きなポイントになってきます。

私自身はカー用品とは全く関係ない業界に20年ほど身を置いていました。

具体的にはアパレル業界なのですが、この業界では企画、生産から販売まで一貫して行う会社(SPA~製造小売業と呼ばれています)が多く、代表例はユニクロなどになるのですが、メーカーと消費者の間に卸が存在しないケースが主流になっています。

SPAは簡単に言えばメーカー直販と言ったところになると思います。(厳密に言えば小売側が自社で販売する製品のみを生産するので、一般的なメーカーとは違いますが)

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消費側から見ればメーカー直販と捉えた方が分かり易いかと思います。

SPAの場合、間に商社や卸が入らないので流通コストは下がり易いです。

ただし、SPAだから安く売られているかと言えば、そうとも限らずブランド力のある会社は粗利率を上げて販売しますのでSPAでも安い場合も高い場合もあります。

SPAには安く売れる仕組みを作り易い、店頭価格をコントロールし易いというメリットはありますね。

「中間業者を通さない分だけ安く販売出来る可能性を秘めている」と表現すれば良いでしょうか。

ここでドライブレコーダーに話を戻しますが、自社で商品企画を行い、自社で工場と直接契約して大量に同一モデルのドライブレコーダーを生産し、広告宣伝費を掛けずに販売まで自社で行う方法~これが最も原価が下がります。

ところが、カー用品の業界はメーカーと消費者の間にかなり多くの卸が存在します。

小売店が取り扱う品種が多岐に渡るので、かなり多くのメーカーの商品を少しずつ仕入れると言う方法になります。

同じものを1社からガツンと仕入れる~という方法であれば、メーカーから直接仕入れる事も可能になり仕入原価も安くなりますが、それでは商品のバリエーションが無くなり、売場がつまらなくなってしまいますし、客層を絞る事になります。

 

カー用品はこのように流通経路が複雑なケースが多い為、中間流通コストが掛かりやすい業界だと感じます。

お店で15,000円で売られている製品であれば、40%程度が店舗の利益(9,000円で仕入れることになる)、9,000円の仕入値のうち30%程度が中間流通コストとすると、メーカーを出る段階では5,600円程度ですね。

当然、メーカーにも利益が必要ですから、そこから30~40%を引くと3~4千円くらいが工場を出る段階の原価かなと思います。(海外工場の場合には関税やらその他諸々の経費が掛かるので2~3千円で出てるかも?)

Amazonなどの通販サイトであれば、店舗に比べると販管費が掛かりませんので価格は安くなる傾向がありますし、ロットが大きいのでメーカーから直接仕入れているケースも多そうです。

Amazonは全般的に他の小売に比べると安い価格で販売されていますが、その中にも高いものと安いものがありますよね。

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高いドライブレコーダーと安いトライブレコーダーが存在する理由

「高い」「安い」で括ってしまうと話が広がり過ぎてしまいますので、ここでは「大手有名ブランドのドライブレコーダー」と「Amazonなどで販売されている聞いたことがないブランドで極端に価格が安いドライブレコーダー」の2つに分けて考えてみたいと思います。

「聞いた事がない」という定義では個人の経験に基く部分が大きいので「ネットで検索しても公式サイトが探せない」と定義しましょう。

「ネットで検索しても公式サイトが探せない」=出所が良く分からない、サポートがどうなっているのか不明、怪しい~と考えるのが一般的な日本人の感覚かと思います。

ただし「聞いたことがない」ドライブレコーダーが悪いものであるとは限らず、中には良いものもあります。

ドライブレコーダーを安く販売する方法

安く売られているドライブレコーダーがなぜ安いのか?それを知る為には生産や流通、販売元の運営スタンスを知る必要があります。

仮に私がドライブレコーダーを安く販売しようと考えた場合、中国のドライブレコーダーを生産している工場で、その工場で過去に生産実績のあるドライブレコーダーと同じ仕様で、デザインやロゴをを少し変えて「急がないので工場の閑散期にでも超安く作って!」とお願いすると思います。

私の場合、工場になんのパイプも持っていないのでそれはやりませんし、日本人が交渉するよりも中国人が工場と交渉に当たる方が断然安くなる可能性が高いでしょう。

中国の個人や小さい会社が、工場にこのような方法でドライブレコーダーを安く作らせて日本に輸入してAmazonのマーケットプレイスや楽天市場に出店して販売する方法が、最もドライブレコーダーを安く販売出来るパターンだと思います。

不良品の対応やサポート窓口を作ると、専属で人が必要になる可能性が高くなる為、サポートを充実させるなら少し価格は上がるでしょう。

ドライブレコーダーを高く販売する方法

全ての会社とは当然のことながら1円でも多くの利益を確保する為に様々な努力をしています。

利益を出す為には同じ商品を大量に作って原価を下げたり、社内の仕組みを改善して人件費を下げたりする訳ですが、「安く販売する方法」で紹介したように、原価や人件費を下げることによって売価を下げても利益が出せるようになります。

上手く行けば、他社よりも安く数を売ることで1品当たりの利益率が低くてもトータルでは利益高は出せる訳です。

一方で、1円でも売価を上げることで利益を出す方法もあります。

日本の大手メーカーはこのような傾向が強いと思います。

こう言った場合には会社の持つブランド力を生かしたり、他社にはないような機能を持った製品を販売するであるとか、広告費を使ってユーザーに商品をよく見せる、などという方法が考えられます。

ブランド力と商品の差別化と広告宣伝の手法と言ったところかと思います。

ブランド力を維持する為にはサポートの充実や品質管理を徹底しなければなりません。

他社にはない独自の機能を打ち出すなら、マーケティングにもコストを掛けなければならないでしょう。

「日本製」を謳うのであれば、最終工程を日本で行わなければなりませんし、広告宣伝についてもTVや雑誌などのメディアへの露出も必要になります。

※電子デバイスの生産地はかなりの部分が中国に移っていますので(個々のパーツは別として)、「MADE IN CHINA」が全て粗悪という事はありません。(工場によりけりと言ったところだと思います)

因みに某大手A社とB社のドライブレコーダーは、シガープラグとマウントが全く同じであったり、ソフトウェアもソックリです。(パーツだけ同じところから取り寄せただけかも知れませんし、同じ工場で生産したかどうかは知りません)

大手メーカーはカー用品業界が卸に頼って来た事もあり、カー用品店、家電量販店、ディーラー、修理工場であったりと多様な販路によって売上が維持されてきました。

販路に対しての営業コスト(卸が持つ場合も)も掛かる訳ですが、これらのコストは全て店頭価格に反映されます。

このような様々な理由から、大手有名ブランドのドライブレコーダーは価格が高くなる傾向にあります。

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高いドライブレコーダーと安いトライブレコーダーは何が違うの?

これは個々の製品によって全く状況が異なる場合もありますが、上で説明した理由からざっくりと傾向だけをまとめると以下の通りとなります。

※個々に検証できる事ではないのですが、仕組みから考えるとそうなるであろうと意味です。

安いドライブレコーダー

  • 検品や品質管理、ユーザーサポートにお金が掛かっていない可能性が高いので、不良品率が高くサポート対応が悪いかも知れない。
  • 海外モデルの日本向けローカライズが多い為、日本人の生活スタイルに合わせた機能がない(例:パーキングモードなどの仕様)。
  • 本体の性能だけを考えれば、国内大手有名ブランドよりも良いものもあるが、価格なりのものもある。

高いドライブレコーダー

  • 品質が安定しており、サポートの対応が良い(そうでなければ会社が潰れます)。
  • 日本人の生活スタイルに合わせた仕様や、インターフェイスなどが分かり易く、操作が簡単。
  • 一方で特定のユーザーを狙ったコアな製品が多い=小ロットの為、更に価格が高くなる。

結局どちらがおすすめなの?

どちらがおすすめなのかは一概には言えません。

個々のユーザーの状況と考え方次第だと思います。

ユーザー個々の考え方次第で、とりあえず動けばいい、不良品に当たったら交換する手間も厭わない、もしくはまた買い直しても良い、と考えるなら安いものを試してみても良いのではないかと思います。

不良品の交換など、出来るだけ面倒なことは避けたい、分からないことはサポートに問い合わせたい、ドライブレコーダーの事自体良く分からない、出来るだけ手間を掛けずにドライブレコーダーを運用したい、と考えるならそこそこ価格は高くても、名の知れたメーカーの製品を選んだ方良いでしょう。

(編集長 Omi)

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