※2018年2月20日更新~CTEK「BATTERY SENSE」、ベセトジャパン「UPS300」について追記しました。

車のバッテリーを使用してドライブレコーダーの駐車監視を行う方法がスタンダードになってきましたが、この方法で駐車監視を行うと車のバッテリーが上がる事はあるのでしょうか?

答えは「あります」そして、車のバッテリーが上がる確率は残念ながら全く検証できません。

駐車監視で車のバッテリーはなぜ上がるのか?

ドライブレコーダーメーカーが発売している、駐車中も車のバッテリーから給電を行うケーブル類にはバッテリー上がり防止機能が付帯しています。

また、ドライブレコーダーのモデルによってはドライブレコーダーのプログラムにバッテリー上がりの防止機能が備わっているものもあります。

これらの機能は、車のバッテリーの電圧が一定値以下になると給電をカットする機能で、通常だと11.8~12.6V程度の任意の電圧値を設定してカットオフ電圧をユーザーが設定してコントロールする事になります。

【ケンウッド CA-DR150の例】

バッテリーが上がる原因その1~暗電流と自然放電

上記で説明したように設計上は駐車中に車のバッテリーからドライブレコーダーに給電してもバッテリーが上がらないようになっています…多くの場合ににおいては。

ただし、電圧をコントロールする常時電源ケーブルの管理ユニットにも超微電流が流れているものもありますので、カットオフ後にドライブレコーダーへの給電が止まったとしても消費電力はゼロにはなりません。

また、最近の車のECU(コンピュータ類)は、駐車時の暗電流の消費がかなり多くなっているもの厄介な部分です。

これは車種やバッテリーの状態にもよりますので、一概にどれくらいの期間かは分かりませんし、仮にご質問を受けたとしても「バッテリーの状態や車種によります」としかお答えできないと思います…残念ながら。

また、バッテリーは使用しなくても自然放電しますので、一年位エンジンを掛けなかった車が動きますか?と聞かれても、それは分かりませんし検証も出来ませんが、自然放電と暗電流の相乗効果?でケーブルが正常に動作していたとしてもバッテリーが上がる事があり、その旨は説明書に記載されている為、そのケーブルは不良品には当たりません。

まあ、新車であれば1週間やそこらではバッテリーはピンピンしているとは思いますが。

バッテリーが上がる原因その2~車種や個体によるセルモーターの必要電圧の違い

通常の場合であれば、11V台前半でもセルモーターは回るかと思うのですが、車種や個体の様々な要因で12V出ていないとセルが回らないケースもないとは言えないと思います。

従って12Vにカットオフ電圧を設定していても、エンジンが掛からないケースも存在する可能性があります。

バッテリーが上がる原因その3~ケーブルそのものの故障や不良

ケーブルのカットオフ機能が、ケーブルに含まれるコントロールユニットのハードウェア的な故障で正常に機能せず、バッテリーが上がるまで給電し続ける。

これはテスターで電圧を計測しなければ分かりませんが、正しい取り付けをしていたにも関わらず、設定電圧よりも低い電圧になった時にも給電され続けていれば、ケーブルが不良の可能性がありますね。

ただし、それが不良かどうかはテスターの精度に依存しますし、どこまでをメーカーが「不良品」と認めるかは個々のメーカー次第です。

まだ、メーカー側はバッテリー上がりに関しては免責事項と謳っていますので、商品の交換には応じてもバッテリー上がりに対する諸々の経費までは保障しません。(通常は)

バッテリーが上がる原因その4~ドライブレコーダーのフリーズなどの不具合

ドライブレコーダー側に電圧監視機能が搭載されている場合に、ソフトウェア上のトラブルでプログラムが正しく働かなかったり、駐車監視中にドライブレコーダーがフリーズしてしまった場合には、カットオフ機能が働かず、バッテリーが上がるまで給電され続けてしまう可能性もあります。

そうなるとかなりの高確率でバッテリーが上がってしまうでしょう。

JAFや保険のロードサービスに加入している方であれば、お金は掛かりませんが手間が掛かりますし、バッテリーも一発でダメになる事は少ないとは思いますが、確実に性能は落ちてしまいます。

■ JAFって入った方が良いの?JAFで得する人と損する人

 

確率は検証出来ませんが、車のバッテリーを使用しての駐車監視はバッテリーの寿命を縮める事は間違いありませんし、運が悪いとバッテリー上がりに見舞われてしまう事があると認識はしておきましょう。

駐車監視でのバッテリー上がり対策

ここまではドライブレコーダーの長時間の駐車監視の悪い面ばかり上げてしまいましたが、やはり当て逃げやイタズラ対策を考えると長時間の駐車監視が必要な状況がある人もいると思います。

ここからは車のバッテリー上がりを出来るだけ抑える対策と、バッテリー上がりの際におすすめの方法を紹介します。

出来るだけ頻繁にバッテリーの電圧をチェックする

車のバッテリーの状態を把握する方法としては、慣れた人ならエンジンを掛けた時のセルの回り具合いなどで判断が可能だと思うのですが、ハイブリッドなどの場合私も補器バッテリーの調子が良く分かりません。

そう言った場合には次のようなシガープラグを使用する事で、エンジンがかかっていない状態での供給電圧をチェックしてみましょう。

 

■ 電圧と電流チェッカー付の充電器

エンジンオフでACCオンの場合の電圧が12.0V以下だとちょっとバッテリーが元気がないかも知れません。

この辺りは車種や環境によって異なると思いますが、定期的にチェックしていれば今日はちょっと電圧が低いから軽くドライブしようなどの対策が打てるのではないでしょうか?

このチェック方法が向いているのは週に1~2回程度は動かす車です。

複数台車を所有しており、あまり乗らないような車がある場合には日々のチェックも出来ませんし、最近私はドラレコの駐車監視を行っていない車で、1ヶ月程度全く動かさなかった事で見事にバッテリー上がりに見舞われました。

 

■ 車のエンジンが掛からない時に疑わしい原因と対策

現状、管理車両が3台となっており、そのうち2台は諸般の事情で青空駐車な上に、あまり動かす時間が取れなかった為にまさかのバッテリー上がりとなったのですが、複数車両を維持しており、しかもあまり乗らないような車がある場合にはこのチャージャーでの管理は難しいと思います。

車を動かさずにバッテリーの残量を把握する方法

車に乗る機会が少ないようなケースでは、暗電流や自然放電で思いの外バッテリーの蓄電量が減るようです…これは最近身をもって体験しました。

こう言った場合の解決方法は「週に1~2度は車に乗る」事が最も説明する側としては簡単です。

ただし、現状の生活スタイルを変えるのはなかなか容易ではなく、まさに「言うは易く行うは難し」と言ったところかと思います。

このようなケースにおいては、まずはバッテリーの残量を手間を掛けずに把握する事がバッテリー上がりを防止する第一歩となりますが、私は最近は2台の車に次のガジェットを取り付けてバッテリーの状態を管理しています。

BATTERY SENSE(バッテリーセンス)

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こちらはバッテリーに繋げた上で、専用アプリでスマホとBluetooth通信を行う事で、バッテリーの残量の変動を時系列で簡単に把握する事が出来ます。

CTEK BATTERY SENSEの詳しい運用方法については、以下の記事で説明しています。

■ 車のバッテリーチェックにおすすめの便利なチェッカー

 

私の場合には、1~2月の寒い時期にどちらの車もほとんど乗らなかったにも関わらず、バッテリーのチェックは1台分しかしていなかった為に、残りの一台がバッテリー上がりを起こしてしましました。

現状はこれを踏まえて2台にCTEK BATTERY SENSEを設置しています。

車を動かさずにバッテリーを充電する方法

ここまでに紹介したいくつかの方法で、ある程度のバッテリーの状態は把握出来るかと思います。

ただし、バッテリーの状態が悪い時には「1時間程度ドライブをする」と言う事が常に可能であれば問題ないのですが、管理車両が増えれば増えるほど、なかなかそう言う訳にはいかない事もあります。

特に降雪が多い地域での冬場にはそのようなシチュエーションが想像されますね。

私自身も「バッテリーが減って来たからドライブに行こう」とは思えない時も頻繁にあります。(ドライブしたい時は良いのですが、時間がとれなかったり気分が乗らない時もある)

また、1時間で20km程度走行すると100~200円程度のガソリンも消費しますので、経済的にもあまりよろしくはないかと思います。

そのような場合には以下のバッテリー充電器を使用する事で、車載のまま走行せずにバッテリーの充電が可能です。

■ バッテリーを劣化させる「サルフェーション」って知ってますか?

まあ、導入コストがそれなりに掛かりますので経済的にはこちらの方が優しくないですが、手間と時間を掛けずにバッテリーの状態を維持・改善できるメリットがあります。

駐車監視に車のバッテリーを使用せずにモバイルバッテリーから給電する

大容量のモバイルバッテリーの価格が随分下がって来たことで、最近ではドライブレコーダーの駐車監視にモバイルバッテリーを使用している人も増えてきています。

新車購入時などに、ディーラーなどでも常時ケーブルの使用を控えるようなアドバイスを受けるケースもあるようで、そういった方はモバイルバッテリーなどを使用されているのかと思います。(発火に対する安全対策は必要かと)

 

■ モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー

また、最近はモバイルバッテリーの普及に伴い、発火事件も増えてきているようですので安全面を考えるのであれば以下の車載用の外部バッテリーがおすすめです。

■ ドライブレコーダー駐車監視用バッテリー ベセトジャパン「UPS300」が便利過ぎて泣けた

駐車監視用のモデル専用外部バッテリーを使用する

長時間の駐車監視を前提としたモデルの中には、対応する専用の外部バッテリーがオプション選択できる物があります。

現行品ではユピテルのマルチバッテリー「OP-MB4000」のみですが、新車購入の際に合わせて設置する方が多いと聞きます。

ユピテル ドライブレコーダー用マルチバッテリー OP-MB4000
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■ ユピテル マルチバッテリー「OP-MB4000」の取り付け、使い方

ジャンプスターターを搭載しておく

こちらは万一バッテリーが上がってしまった時におすすめの対策です。

ジャンプスターターを搭載しておけばスターターとバッテリーのプラスとマイナスを付属の端子で繋げるだけで簡単にエンジンが掛かってしまいます。

※セルモーターが壊れているとか、オルタネーター(エンジンの動力で回す車の発電機)がお亡くなりになっている場合はエンジンが掛からないか、掛かってもスターターを外すと停止してしまうと思います。

単純な過放電によるバッテリー上がりであればジャンプスターターで復旧が可能です。

下の動画は車のバッテリーは使わずにジャンプスターターからエンジンを始動させている事例です。

 

■ これでバッテリー上がりも怖くない!おすすめのジャンプスターター

JAFやロードサービス付帯の自動車保険に加入しておく

ここまでに紹介したどの対策も自分には出来そうもないという場合には、JAFかロードサービス付帯の自動車保険に加入しておくことをおすすめします。

※両方入ると損です。

■ JAFって入った方が良いの?JAFで得する人と損する人

自動車保険にロードサービスが付帯しているかどうかは保険証書に記載されていますので、分からない人は証書を確認しましょう。

証書を見ても分からなければ、証書に記載されている電話番号に電話をすれば教えてもらえます。

JAFにも加入しておらず、ロードサービス付きの保険にも加入していない場合には、現在加入している保険ではロードサービスがオプション扱いになっている可能性がありますので、追加料金を確認して、場合によっては標準でロードサービスが付帯する保険への切り替えも検討する必要がありますね。

特に通販型の自動車保険は内容を自分で吟味できる人には安くておすすめです。(吟味できない人は高くても代理店型の方が良いかも)

■ 通販型の自動車保険のメリットとデメリット

ドライブレコーダーの駐車監視によるバッテリーが上がりのまとめ

ドライブレコーダーは上手に使うと心強い証拠能力や監視能力を発揮しますが、使い方を間違えたり、たまらま外れを引いてしまうと、ちょっと面倒なバッテリー上がりと言うトラブルに見舞われる可能性を孕んでいます。

ただし、トラブルを避ける為のリスク回避の対策を行っていれば、さほど恐れるような事でもないかと思います。

長時間の駐車監視を検討している方は、いずれかの対策を打っておくことをおすすめします。

(編集長 Omi)

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