※2017年7月15日更新~駐車中の動作が安定しないケースが確認された為、回路にリレーを追加しました。

ドライブレコーダーの駐車監視を行うのに車のバッテリーを保護する目的でモバイルバッテリーの使用を検討している方は多いと思います。

ただし、モバイルバッテリーも充電が切れればタダの箱になってしいますし、少しでも使用時間を延ばす為にはタイマー管理が出来れば良いなと思った人はいませんか?

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ひょっとしたらいないかも知れませんが、興味があったのでモバイルバッテリーを使用してドライブレコーダーの駐車監視をタイマー管理する方法について実験してみました。

なお、この方法には各メーカーの常時電源ケーブルやタイマーユニットを使用しますが、どのメーカーのケーブルでも基本的にはやり方は大体同じです。

なお、私は電気の専門家ではないので、間違っている事があるかも知れませんし、この方法の安全性は保証出来ませんので実施する方は自己責任でお願いします。

なお、各社のケーブルの接続方法は大体同じですので、「CA-DR150」をベースとしてそれと違う部分だけを他社ケーブルの項目で説明しています。

モバイルバッテリーについて

AUKEY「PB-N15」についてはドライブレコーダーや機器の組み合わせによっては、動作が不安定になり、再起動を繰り返す現象が確認出来ましたので、現在ドライブレコーダーのパススルーでの運用は推奨していません。(パススルー時の電圧が4.7V程度に下降する)

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ソニーのサイクルエナジーでは、今のところ不具合な動作は確認出来ていませんが、毎回エンジンオン時にモバイルバッテリーの給電オンのボタンを押す必要があります。

 

なお、現在パススルーではないモバイルバッテリーでも、あるケーブルを使用する事で問題なく運用できる方法が見つかりましたので、テストが終わり次第追記します。

ケンウッド CA-DR150をモバイルバッテリーで動かす

ケンウッドのドライブレコーダー用の常時ケーブルとタイマーがセットになっているのが「CA-DR150」です。

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このケーブルはドライブレコーダー側がminiUSB端子、電源側は①ACC電源、②常時電源、③アースの3芯構造となっていますが、ACCから流れる電流はタイマーの開始や電圧監視の作動のフラグに用いられるだけでドライブレコーダーの駆動用の電流は流れません

従ってACCとアースのみの接続ではドライブレコーダーは起動しません。

逆に常時電源とアースのみの接続だと、タイマーと接続に時に電圧監視が入った状態でドライブレコーダーが起動します。

通常の仕様通りの接続方法はこのようになります。

今回は上図のコントロールユニットの左側にモバイルバッテリーを挟む形でコントロールユニットを動かしてみます。

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完成図はこのような形になります。

左側を拡大するとこんな感じです。

なお、上述したように「CA-DR150」のドライブレコーダー駆動電源は、エンジンがオンの状態でも黄色いケーブルになりますので、使用するモバイルバッテリーはパススルー機能を搭載しているものを選ぶ必要があります。

パススルーではない藻場入りバッテリーだと、車両から充電されてる時にはドライブレコーダーに給電が出来ないですし、上の図だと実質的にドライブレコーダーを駆動させる電流が流れる黄色いケーブルは、モバイルバッテリーにしか繋がっていませんのでモバイルバッテリーからドライブレコーダーへの経路が遮断されると起動しません。

次に接続手順を説明します。

「CA-DR150」の常時電源用のケーブルをモバイルバッテリーに繋ぐ

まず初めに、本来は車の常時電源に接続する黄色いケーブルとモバイルバッテリーを繋ぎます。

下の図のの部分の工程です。

 

…といってもモバイルバッテリーは5V出力、「CA-DR150」は12V入力なので電圧が違いますし、コネクタの形状も異なります。

そこで使用するのがこの5Vを12Vに変圧して出力するUSBケーブルです。

 

変換ケーブルのモバイルバッテリー側はUSB形状なのでそのまま使用出来ますが、「CA-DR150」側の接続部分はキボシ配線なので、この変圧ケーブルのコネクタ手前を鋏でカットして皮を剥きます。

内側に赤(+)、黒(-)の2芯が入っていますので、これらのケーブルを傷つけないように外側の皮を適当な長さ分剥いてカットします。

この内側のケーブルはかなり細いのでキボシ処理ではなくエレタップを使用して「CA-DR150」の黄色いケーブルと接続した方が良いと思います。

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元の配線を傷つけたくなければ、別途銅線を継ぎ足してそこに割り込ませると良いでしょう。

流れる電流は最大で3A以下にしかならない筈なので細めの物でも大丈夫だと思いますが、私は手持ちが太いのしかなかった為、それを使いました。

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こんな感じで接続します。

変圧ケーブルのマイナス側をマイナスアースする

下の図の✙の部分の工程です。

変圧ケーブルのマイナス側は車両にアースしても良いのですが、配線がごちゃごちゃになるので次のような4ポート(正確にはプラス×4、マイナス×4のポート)ターミナルを使用します。

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4つのプラス、マイナスはそれぞれ中で分岐しているので、どこでも良いのでマイナスポートに挿します。

「CA-DR150」のACC(赤)、黒(アース)をターミナルに挿す

下の図の✙の部分の工程です。

赤のACCケーブルはキボシ処理がされていますので、継ぎ足しケーブルを間に入れてターミナルにのプラスに接続します。

黒のアース線の先端の金具は使わなくなる為、鋏で切り落として先端の皮を剥いでターミナルに挿します。

この段階でモバイルバッテリーとドライブレコーダーを接続すればドライブレコーダーが起動し、「CA-DR150」のタイマーと電圧監視が開始されます。(赤のACCには通電していません)

ドライブレコーダーが起動しないようなら、接点不良が起きていると思いますので接続部分を確認します。

シガーソケットにリレーを接続する

下の図の✙の部分の工程です。

必要なものはシガーソケットとリレー、分岐コネクタです。

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ここにリレーを入れる理由は、この回路が繋がっているとエンジン停止時にモバイルバッテリーの給電端子側から出た電流が4ポートターミナルを介して充電端子側に戻っていしまい、モバイルバッテリーが自己充電を始めてしまう恐れがあるからです。(電圧が低下する)

接続手順が少し複雑ですが、以下のように接続します。

リレーの黄色ケーブルリレーの黒のケーブルをY型接続端子で接続し、1つにまとまった方をターミナルのマイナスポートに接続します。

 

リレーの青色ケーブルと、シガーソケットのプラスのケーブルをY型接続端子で接続し、1つにまとまった方をターミナルのプラスポートに接続します。

シガーソケットのケーブルは両方黒いので極が分かりにくいのですが、灰色のラインが入っている方がプラス、真っ黒の方がマイナスです。

リレーの赤ケーブルシガーソケットのマイナスケーブルキボシ接続します。

 

これでエンジンがオンの場合にはターミナルからシガーソケットへの回路が開き、モバイルバッテリーが充電されます。

エンジンがオフの際には遮断され、モバイルバッテリーの自己充電を防ぎます。

整流ダイオードをターミナル背面のプラスのケーブルに接続

下の図の✙の部分の工程です。

駐車中にバッテリーから車両の電装品に電気が流れないようにする為の逆流防止対策です。

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整流ダイオードは電流が1方向にしか流れませんので、下の写真のように白が車両側、灰色がターミナル側になるように接続します。

ターミナルを車両に接続する

下の図の✙の部分の工程です。

プラス側はシガー系統のヒューズに接続しますので、車種に合わせてヒューズ電源を使用して接続し、マイナス側は車両の金属部分にマイナスアースします。

 ミニ平型平型低背
ヒューズの形エーモン 1275 ミニ平型ヒューズ 15Aエーモン 1266 平型ヒューズ 15A エーモン 1593 低背ヒューズ 15A
ヒューズ電源10A
ミニ平型ヒューズ電源 10A
ミニ平型ヒューズ電源 10A
平型ヒューズ電源 10A
平型ヒューズ電源 10A
低背ヒューズ電源 10A
低背ヒューズ電源 10A
ヒューズ電源15A
ミニ平型ヒューズ電源 15A
ミニ平型ヒューズ電源 15A
平型ヒューズ電源 15A
平型ヒューズ電源 15A
低背ヒューズ電源
エーモン E578 低背ヒューズ電源 15Aヒューズ交換用
ヒューズ電源20A
ミニ平型ヒューズ電源 20A
ミニ平型ヒューズ電源 20A
平型ヒューズ電源 20A
平型ヒューズ電源 20A
低背ヒューズ電源 20A
低背ヒューズ電源 20A

シガーチャージャーをセットしてテストしてみる

この状態でシガーチャージャー経由でモバイルバッテリーとUSB接続し、エンジンをオンにすると正常にドライブレコーダーが起動し、エンジンオフでも電源が落ちなければ接続は上手く行っていると思います。

シガーチャージャーは以下の物が安価でおすすめです。

 

なお、「CA-DR150」の停止電圧を最低の11.8Vにしておかないと電圧カットオフ機能が働く可能性があります。

この変換ケーブルを使った感じでは、12Vギリギリ出ているか程度の電圧ですので、停止電圧を上げると起動しません。

※因みにコムテックのケーブルでは11.9V設定のものがあり、この場合には駐車監視に入るとすぐに電圧不足で落ちてしまいます。

こちらのテスターで電圧を計測したところ、11.99V~12.00Vの間で触れていましたので、ケーブルの設定電圧にある程度マージンが取られているのかも知れません。

 

ただし、「CA-DR150」の個体差で11.8Vにカットオフ電圧を設定しても12Vで働いてしまう可能性が事がないとは言えません。

カットオフが働いてしまう場合には、5V→12Vの変圧ケーブルではなく12V以上に変圧が可能な変圧器を使用します。

まあ、いわゆる剥き出しのモジュールですね。(動作が安定しているならこのモジュールは要りません。あくまでもカットオフが働いてしまう場合のみです)

はんだ付けの作業を伴いますので、情熱と好奇心がある人はやってみましょう(笑)

この変圧器を用いた接続方法については、次のコムテックの常時電源ケーブルと「HDROP-09」と「ZDR-013」「ZDR-014」との組み合わせでの接続と同じです。

コムテック「HDROP-09」をモバイルバッテリーで動かす

コムテックの「HDROP-09」は「ZDR-013」「ZDR-014」などのドライブレコーダーで使用する、タイマー設定機能のない常時電源ケーブルです。

「ZDR-013」「ZDR-014」は本体側からのタイマー、電圧の管理が可能なモデルで「HDROP-09」はおそらく電源を供給するだけのケーブルかと思います。

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基本的にはケンウッドの「CA-DR150」と接続方法は同じなのですが、停止電圧の最低値が「ZDR-013」と「ZDR-014」は11.9Vとなっています。

「ZDR-013」は「CA-DR150」と同じ方法でもコントロールが可能でしたが、「ZDR-014」の方は停止電圧が11.9Vの為、12Vピッタリの電圧だとすぐに停止してしまう為、5V→5~28Vの変圧モジュールを使用しました。(個体差の影響もありそうなので「ZDR-013」もこの方法が良いと思います)

 

このモジュールは中国発送なのでパーツ自体は滅茶苦茶安いのですが、他に「はんだごて」と「はんだ」が必要です。

私の場合中学校の技術の授業以来のはんだ作業でしたので、はんだセットを購入しました(笑)。

IN側はmicroUSBの入力に対応していますので、OUT側のみプラスとマイナスをそれぞれはんだ付けします。

ケーブルが太すぎてひどく雑な事になっていますが、これでもちゃんと駆動しました(笑)。

青いカバーで覆われている部分のネジのようなものを時計周りに回転させると電圧が上がり、反時計回りに回転させると下がりますので、12.5V程度になるように調整します。

 

プラス側を「HDROP-09」の黄色い常時電源用のケーブルに接続し、マイナス側をターミナルのマイナスポートに接続します。

後は「CA-DR150」のケースと同様です。

コムテック「HDROP-05」をモバイルバッテリーで動かす

「HDROP-05」は、電圧管理・タイマー機能・衝撃検知機能を搭載したケーブルユニットで「ZDR-012」「HDR-351/352GH」などに対応しています。

「HDR-352GHP」の同梱ケーブルは説明書を見る限り「HDROP-05」と同等品だと思います。

「HDROP-05」の場合は接続方法は「CA-DR150」と全く同じで大丈夫なのですが、降車時のキャンセルタイマー作動中の待機時間がモバイルバッテリーでの駆動に対して悪さをします。

待機中はモバイルバッテリーから「HDROP-05」に微電流が流れているものの、モバイルバッテリーの自然放電や過充電防止機能で、出力状態ではないとみなされて給電が停止してしまいます。

キャンセルタイマーの作動中の2分間の間に、モバイルバッテリーの給電ボタンを連打すれば駐車監視モードが起動して録画モードになるので、そこからは「HDROP-05」の設定を常時駆動にしておけば問題ないのですが、2分間ボタン連打はしんどいのですよね。

そこで微電流が流れるUSBタイプのLED照明を用意したのですが、20mA(0.02A)程度では全く機能しませんでした。

困り果てた挙句、現在0.1A~程度の電流が流れる良いものを見つけました。

 

型落ちの車載プラズマクラスターなのですが、電力が0.5/0.6/1.9Wとなっていますので、5V入力であれば0.1A/0.12A/0.4Aの間で電流を調整出来ます。

これをモバイルバッテリーの充電ポートに挿して、常時駆動させておけば良い訳です。

このプラズマクラスターを空いているモバイルバッテリーの充電ポートに挿して、0.5Wの出力で駆動させた結果、エンジンオフ後の「HDROP-05」の2分間のキャンセルタイマー待機時間中にもモバイルバッテリーの自動給電オフ機能が働かず、無事に「ZDR-012」「HDR-352GH」を安定駆動させることが出来ました。

レーダー探知機「ZERO 802V」との連動時にも正常に動作

「ZDR-013」と「HDR-35系」はレーダー探知機と連動させて使用されている方も多いと思いますが、この接続方法でエンジンオンの時はレーダー探知器から給電、オフ時にはモバイルバッテリーから給電させる事が出来ています。(レーダー探知機との接続は仕様通り)

 

なお、その他のメーカーのケーブルでのテストを希望される方がいればコメント欄にでも書き込んで下されればと思います。(手元にないものは出来ないかも知れません)

(編集長 Omi)

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