※2018年4月11日更新~バリアスコートとCCウォーターゴールドのテスト結果について追記しました。

コーティング剤はドライブレコーダーなどのデジタルデバイスとは異なり、スペックや効果の有無について感覚に頼る部分が大きい為、効果の比較をそのうちやろうと思いつつ部材は揃えたものの、寒い冬の間には手洗いの洗車すらヤル気が起きず、またまた長い間倉庫の肥やしになっていました。(笑)

夏の暑さはともかく、どうも寒い冬だけは洗車をする気が起きません…ドライブに出かける機会も極端にへりますし…と、コーティング剤の記事を書く時には毎回こう言った言い訳をしていますが…。

車のコーティング剤の効果については、どのメーカーも良い事ばかりしか書いていませんし、ユーザー側も施工した時の満足感は得られるものの、他の製品と比べた時の効果はどうなのか?と言った検証が難しいものです。

価格もピンキリですし、ワックスやポリマー系、カラス繊維系、ガラス硬化系などの組成の違いはあるものの、それぞれの効果の差をガチンコで比較した方は少ないのではないかと思います。

…という訳で、3月に入り随分温かくなってきたので、メーカーにとっても、私にとっても禁断の(非常に手間がかかると追う意味で)コーティング剤の比較テストを始める事にしました。(無理せずぼちぼちと)

コーティング剤の比較のルール

比較の方法については、黒のコペン号のボンネットを半分ずつに分割してそれぞれ別の物を施工し、施工時のツヤや傷の誤魔化し度を見ます。

2週間後にボンネットに水を掛け、撥水や疎水の効果を比較します。(長期の比較はしません)

その後、高圧洗浄機で汚れを落として左右別々のクロスで拭き取り、残った汚れの具合を比較します。

まあ、デジモノではないのでその効果はある程度感覚に頼った比較とはなりますが、ある程度の参考にはなるかと思います。

 

なお、1回の比較実験の終了ごとに以下のカーシャンプーを使用して前回塗布したコーティングはガッツリ落とします。

 

 

また、ボンネットの片側には毎回ワコーズのバリアスコートを使用し、ベンチマークの基準とします。

比較テストを計画しているコーティング剤

現時点で比較を計画しているコーティング剤は、ベンチマーク基準となるバリアスコート以外では以下の通りとなります。

 

 

 

 

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なお、テストに使用するコペンはもともとコーティング剤の比較を行う為に黒を選んだ経緯があるのですが、15年落ちの車なので塗装のダメージが大きく、黒なのに黒くない…部分が結構あります。(笑)

日焼けによる退色や積りに積もった水垢、洗車傷のオンパレードでそのまま施工するのもどうかと思ったのですが、バリアスコートなどのお手軽系のコーティング剤は「下地処理をしなくてもそこそこ綺麗になりますよ」と言うお気楽さが売りの商品ですので、基本的は下地処理はせず、現状のまま施工を行います。

ただし、瓶詰のガラス硬化系はこのままの状態だと水垢が積もった上にガラスの皮膜をつくる事になる為、それ以外のコーティング際の比較が終わった段階でボディ研磨を行う予定でいます。

第1回 ワコーズ「バリアスコート」vsシュアラスター「ゼロプレミアム」

施工は2018年3月13日に行いました。

バリアスコートはガラス繊維を含むポリマー系の撥水性コーティング剤で、施工方法はスプレーして拭き取るだけと言うお手軽さと、ワコーズのネームバリュー、艶がなかなか素晴らしいというネット上での評判で人気のコーティング剤です。

 

 

コーティングの持続性は最長6ヶ月と謳われていますが、これはおそらく車に乗らないで屋根付き車庫などで車を保管した場合でしょう。(実際にコペンで4~5ヶ月前に施工しましたが、青空駐車の場合では全くコーティングをしていない状態と見た目は変わりませんでした)

まあ、展示会などで大手のコーティング剤メーカーの方とお話する機会もありますが、最上級のコーティング剤を使用しても、青空駐車などの場合には月に1度以上はメンテナンスしないと撥水性や艶は持続しないという話が多いので、コーティング業界のイメージ先行型の広告手法はユーザーの期待を裏切る可能性が極めて高いと感じますね。(それはどこも同じなので、ある意味ダイエット商法に似ていると感じる)

バリアスコートを過去に他の車で試した結果では、思ったより艶が出ていないと言う感想を持ちましたが、この辺りは主観による部分が多いので感じ方は人それぞれである可能性は高いです。

■ バリアスコートは手軽だけどネットの評判ほど艶は出なかった 

 

一方でシュアラスターのゼロプレミアムですが、こちらも同様にガラス系の撥水系ポリマーコーティング剤で、同社のゼロ系のコーティング剤の中では光沢・防汚効果、耐久性が最大となっています。

 

 

また、施工の際には洗車後のボディを拭き上げる前の濡れた状態での塗布が可能な事から、そのお手軽さが人気の要因でもあるコーティング剤です。

過去の施工の結果としては、耐久性は未検証ではあるものの、艶はそこそこ出たという感想を持っています。

■ シュアラスターのコーティング剤「ゼロプレミアム」のレビュー、評価

洗車後のボンネットの状態

写真だと分かりにくいのですが、ボンネットの状態は非常に悪く、15年の歴史を感じます。(笑)

日焼けによる退色もあるかと思いますが、洗車キズや雨ジミが凄い!

黒なのに白っぽく見えるところがあります。(光の当たり方で変わりますが、肉眼だとかなり全体的に白っぽく見えます)

洗車後の施工前に以下のように養生テープでボンネットを2分割し、左にバリアスコート、右にゼロプレミアムを施工しました。

因みにボンネット以外にはブリスネオを施工しています。(今回は効果検証はしない)

また、施工方法については風が強かったのでボディに直接吹き付ける事はせず、濡れたクロスに適量を吹いて塗るという方法を採りました。

何れのコーティング剤も拭き上げるクロスが濡れていると白いムラが発生しましたので、最後に仕上げとして乾いたクロスをほんの少しだけ湿らせて拭き上げています。

※濡れたクロスを固く絞って仕上げ…と言うのはどのコーティング剤でも黒い車だとムラが目立ちました。

まあ、拭き上げには付属のクロスではなく、高密度で糸の番手が細い生地を使用した方が良さそうですね。

仕上げ後は何れのコーティング剤でも傷は消えないものの、ツヤは明らかに出ていますね。(個人的には全然物足りないと感じますが)

この段階ではどちらのコーティング剤もツヤには差がないように感じられました。

施工していない部分は明らかに白っぽいので、やらないよりはやった方が遥かにマシである事は分かりますね。

2週間後の撥水・防汚性についての検証結果

検証はちょうど2週間誤の3月27日に実施しました。

この間、一度秩父の方にドライブに出かけて大量に花粉を被りましたが、雨が4日降った為花粉は洗い流され、その代わりに青空駐車により砂ぼこりが溜まりました。(笑)

駐車場が舗装されていない事もあり、一度雨が降ると2~3日でこのような状態になってしまう為、洗車するモチベーションが全く湧きません。

砂利駐車場に青空駐車をするなら黒い車はやめた方が良いですね。

一応前回のコーディングの皮膜は残っているようで、バリアスコート側の境界線が砂ぼこりの上からうっすら見えますね。

撥水性のテスト

この状態で水をホースでぶっかけたところ、明らかにバリアスコート側の方が水の引けが早いという結果が出ています。

【左=バリアスコート、右=ゼロプレミアム】

 

なお、施工1週間後の雨が降った日の撥水状況は見た目ではどちらが優れているか判別が難しい状況でした。

ただし、よく見ると若干左のバリアスコート側が水玉が小さい物が多い気はしますね。

従って、おそらく…ですが、撥水性と2週刊までの耐久度の総合力に関してはバリアスコートの方が勝っているのではないかと考えられます。

防汚性のテスト

防汚性のテストに関しては高圧洗浄機で目に見える砂埃を飛ばした後に、ボンネットが若干塗れた状態で新品の軍手を使用して拭き上げるという方法で行いました。

結果はこちらも判定が難しいのですが、若干左のバリアスコート側の方が汚れが多かった印象です。

まあ、撥水性が強いものほど雨ジミが出来やすく汚れも残り易いと言われていますので、撥水性と防汚性の相関関係を考えると順当であるような気はします。

なお、水洗い洗車後のツヤの残り方については差は感じられませんでした。

日が出ている状態だと塗装のダメージがどれだけ酷いものであるかお分かり頂けるでしょうか?(まるで退役寸前のレンタカーのようだ!)

水垢シャンプーでコーティングを完全に落とすとこんな感じになります。

ワコーズ「バリアスコート」vsシュアラスター「ゼロプレミアム」のまとめ

結果はかなりの僅差で主観も入りますが、この2つのコーティング剤の比較としては以下のようになりました。

  • 撥水性×耐久性~バリアスコート>ゼロプレミアム
  • 防汚性~ゼロプレミアム>バリアスコート
  • ツヤ感と傷の誤魔化し度~バリアスコート=ゼロプレミアム
  • 施工時のムラの出にくさ~バリアスコート=ゼロプレミアム
  • 施工のお手軽さ~バリアスコート>バリアスコート

私自信はツヤ感や傷の誤魔化し度を最も重視しますので、どちらが好きとも言えないのですが、価格帯も容量も大して変わらないこの2つのコーティング剤ですので、撥水性で選ぶならバリアスコート、施工のお手軽さと防汚性で選ぶならゼロプレミアムと言う事になるのでしょうか。

 

 

第2回 ワコーズ「バリアスコート」vsプロスタッフ「CCウォーターゴールド」

2回目のテストは、ガラスの油膜取り「キイロビン」やガラスのウロコ落としの「魁磨き塾シリーズ」で有名なプロスタッフの「CCウォーターゴールド」とベンチマーク基準の「バリアスコート」で実施しました。

 

「CCウォーターゴールド」は高撥水性のUV吸収剤配合ガラス繊維系のコーティング剤で、公式ページには耐久性などは記載されていません。

「バリアスコート」や「ゼロプレミアム」と比べると容量当たりの単価が半分程度なのでコスパは高そうですね。

施工に関しては濡れたままのボディに吹き付ける方法なのでお手軽さもなかなかです。

※今回も液剤の飛び散りが懸念されたので、洗車後に拭き上げを行い濡れたクロスに適量を吹いて施工する方法を採りました。

【ボンネット左側にバリアスコート、右側にCCウォーターゴールド」

【施工前の状態】

【施工後の状態】

遠目からだと何だかよく分からない状態ですが、近くで見ると今回はかなり差が出ています。

ボンネットの雨ジミや小傷、洗車キズなどの誤魔化しが良く効いているのは「CCウォーターゴールド」の方であると感じますね。

2週間後の撥水・防汚性についての検証結果

検証は15日後の4月11日に行いました。

この2週間はほとんどコペンには乗っておらず、青空駐車で放置していただけなのですが、花粉が多く風も強い日があった為、ボディがとんでもなく汚れています。

【15日経過後】

【10日経過後】

なお、その間1日だけ雨が降っていますが、コーティングをしていないところだけ雨が降った後は汚れが流れた後にうっすらホコリが積り、撥水コーティングをした部分についてはホコリが水玉状にガッツリ残っています。(小雨だったので流れ落ちていないという事)

このような結果にだと、青空の砂利駐車場は親水・滑水コーティングの方が良いだろうと言う判断になってしまいますね。

季節的な要件もあるのですが、目も当てられない惨状で前回洗車してから数日で上の写真と大差ない状態になっていましたので、洗車すること自体が不毛な作業のように思えてきます…。

白い車だとそこまでホコリは目立たないのですが、濃色系は花粉と風のダブルパンチを食らうと即死ですね。(笑)

撥水性のテスト

さて、雨の日の写真は撮り忘れましたが、気を取り直して2週間後の撥水テストを行いました。

【左=バリアスコート、右=CCウォーターゴールド】

 

前回はバリアスコートがゼロプレミアムの撥水効果を上回りましたが、今回はCCウォーターゴールドがバリアスコートの撥水効果を超えています。

前回よりもバリアスコートの撥水状態が悪いのですが、車の使用環境にの差によるものなのか施工レベルにムラがありすぎるからなのかは分かりません(笑)

ただ、今回のテスト結果ではバリアスコート、ゼロプレミアム、バリアスコート、CCウォーターゴールドの中ではダントツにCCウォーターゴールドの撥水性が高かったという事になりますね。

防汚性のテスト

防汚性に関しては前回同様に明確な差は出ませんでしたが、若干「CCウォーターゴールド」の方が汚れが少ないような気がします。

まあ、今さらですが防汚性にも汚れの溜まりにくさ、洗った時の落ちやすさがあり、撥水系は総じて砂ぼこりなどの汚れは溜まりやすいですね。

ただし、コーティングにがボディの保護効果もありますし、コーティングを剥がすようなシャンプーを使えば強固な油汚れもコーティング事剥がせるので、ボディそのものへのダメージは少なくなるのは確かでしょう。

ワコーズ「バリアスコート」vsプロスタッフ「CCウォーターゴールド」のまとめ

今回のテストはツヤ感や撥水持続性の部分で比較的分かり易い結果となったと思います。

ツヤ感や小傷の誤魔化し具合、撥水持続性については「CCウォーターゴールド」の方が上、高圧洗浄機での汚れの落ちやすさについても「CCウォーターゴールド」の方が上、という事で、ここまでテストした3種類の中では「CCウォーターゴールド」が最も優れていたという結果です。

 

価格帯を考えるとかなり優秀なのではないかと思いますね。

第3回 ワコーズ「バリアスコート」vsミラリード「ペルシード」

3回目はミラリードの「ペルシードナチュラルガラスエッセンス」とベンチマーク基準の「バリアスコート」の比較を行います。

ミラリードはコーティング剤などよりも、カー用品の総合メーカーという印象が強いのでぶっちゃけ期待値は低いです。(笑)

 

・・・で、この「ペルシード」ですが、一般的なガラスコーティングとは異なり、クリア層をガラス質に変える効果があるそうです。

ホントか?

 

この動画では原料にガラス成分が混じっていると謳っているので「クリア層をガラス質」と意味がイマイチ分からないのですが、まるでクリア塗装を化学変化させてガラス質に変えるような表現をしていますね。

しかも効果は半永久的との事、この価格でそれほどの効果があるならメーカーが純正採用しそうなものですが…。

まあ、原理は良く分かりませんが、クリア層がガラス化するならボディ全体のクリア層が露出するように研磨などの下地作りが必要な気がしますね。(もちろんそんな事はしません)

 

で、今回も同様に左側にバリアスコート、右側は「ペルシードナチュラルガラスエッセンス」を塗布しました。

風が超強かったので例のごとく濡れたクロスに吹き付ける方法です。

曇りなのでコーティングしていない部分との差がイマイチ分かりにくいかと思いますが…

ツヤ感の面ではあまり差はないと感じました。

若干、施工時に「ペルシード」の方がムラになりにくいと感じました。

結果については2週間後の4月28日前後に検証します。

(編集長 Omi)

■ カー用品の持ち込み取り付け店舗の探し方

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